ロナウジーニョ・ラン
「おい、日本とエクアドルどうなってる?」「れーたいれー。」「何で報告しないの?冷たいなあ。」「えー。そんなことないよ。クリ結構あったかいよ。熱ないけど。」(J1よりM1の方が向いてるかも。)「吉本入れたろか。」「えー、いいよぉー。」最近のクリとの取り組み。走り方。インステップキック。 リフティングは、3月末に約束の300を超えたと思ったら、4月1日511回。新学期までの目標1,000回は、あと5日。ずっとやっているのは、つらいらしく、左右、インサイド、アウトサイドなど小技も織り交ぜられるようになってきた。まあ回数ではないのでOK。 マスタリングでは、それぞれの技のバリエーションとスピード(キレと変化)を求めている。 やろうと思うことを数日でマスターできるようになってきている。そろそろゴールデンエイジということか。 こうなってくると素人では、教えられる事に限界が出てくる。見せてやれない。ビデオやテレビでは印象が薄い。実際にやって見せられるコーチが必要だ。 素人コーチは、サッカーの小技に走らず、基本と考え方をコーチング。そのためには、基軸となる理論や、ノウハウを学習しなければならない。 昨年から影響を受けている本。 五味幹男著「サッカープレー革命“ニ軸動作”で個を変えるトレーニング」(2005年カンゼン) 小山裕史著 「「奇跡」のトレーニング 初動負荷理論が「世界」を変える」(2004年講談社) 特に後者は、自分が野球少年時代にぶつかった壁、今でも疑問に思っていたことの解決のヒントもいっぱい詰まっている本だった。また、子どもの成長や故障とトレーニングを考える上で、「そうか!」とひらめくことも多い。 実践するには、本を読んだぐらいでは、ゼンゼン浅いのだろうが、試行錯誤とこれからの学習で分かってくることもあるだろう。スタートダッシュ。 1)前に出した足の上に股関節が乗る感じ。垂直に立てて、足裏全体で体重を感じる。 2)できるだけ骨盤を前に前傾して重心を前に。・・・スタート! 3)重心が先に行くことによって、前に思わず踏み出してしまう足。それが止まらず、次々に足が出て行くイメージ。 4)着地は、足裏全体で。つま先ではない。つま先で走ると腿や足の前の筋肉が緊張し、逆にブレーキになる。腿の筋肉が硬くなると骨盤が後傾し、ハムストリングスが硬くなり、それに繋がる膝の横・前の腱に負担がくる。オスグットシュラッター病の原因のひとつ。 足裏全体での着地は、子どもの膝や股関節への負担を軽くする。チームの中に膝や足首の痛みを頻繁に訴える子がいたので、足裏全体での着地を指導したところ、痛いと言わなくなった。(素人が処方して大丈夫かなと思いつつだったが。)思い返すと、素直なゾノは、誰かに教えられたとおり、つま先立ちで、一生懸命、 走る。時々家でも走っているらしい。体、特に下半身が硬いので気になっていた。 5)スタートダッシュができるようになったら、そのダッシュの距離を段々長くし、50mぐらいは走れるように。 6)走るのは2軸を意識。ロナウジーニョ走り(ロナウジーニョのように肩は揺すらないが。)と呼んでいる、両足が2本のレールの上を走るイメージの走り方。 *今、クリは、スタートダッシュから20mぐらい走るのを繰り返している段階。 *前に出て行く足は、外側から回らないように、内腿が近づきながら。 *クリの悪い癖であるやや猫背の走り方注意。前傾はしても背筋は伸ばして視野を確保できるように。 *骨盤(腰)が引けて後傾しないように。最初のうち、本人のイメージとしては、腰をやや突き出すような感覚でよい。