カテゴリ:仁徳
しばらく日誌を休んでいたが、本業で夏休みを取れないからblogぐらいは休もうと怠けていたわけではない。
わたくしは“邪悪の心”について研究していたのである。 周知のとおりインターネット環境では、自分の名前も身分も性別も明らかにしないで意見を世界発表できてしまう。 現実社会では、腹の中で考えがあっても発言したら周りから何を言われるか分からないと脅える子羊でもネット環境なら安心で、どれだけ自分の意見をはっきりと言おうが他者の意見に反対して激論になろうが安心だ。なぜならPCを切ればそれで“おしまい”だから。 現実社会ではそうはいかない。顔も名前も立場も公になってしまっているので、発言に関する責任が生じる。つまり、ネット環境では何を言っても責任がない。 (このblogでは私の顔も名前も公表なので、上記の無責任とは縁遠い。 つまり私の記述には責任が生ずる。それを自負してのblog活動なので、ハンドル・ネームでしか意見を述べられない方とは別格である。どちらの人が偉いとかではなく、blogとして別格なのだ。) もちろんハンドル・ネームであっても賢者であり、良心的であり、倫理ある方は大勢いらっしゃる。私は、こういう無縁ながらも先生と呼ぶに値する方から大変勉強させていただいている。 赤の他人から無償で知識と意見を頂ける大変素晴らしい場がネット環境なのだ。 問題になるのは“荒らし”と呼ばれる一部のヒトだ。 2ちゃんねるを筆頭に多くの掲示板には荒らしが出現する。 正確には荒らしは出現するのではなく、形成されるのだ。 荒らしにも意見がある。意見があるから発言(書き込み)するのだが、その発言に対し多くの方から反論ではなく反感を買うと“荒らし”と言われ形成成立になるのだ。 ここが重要で、反論ではなく反感されるから荒らしになるのである。 どうして反感を買うのか。その原因は言い回し(言葉使い)である。 自分の意見とその理由のみを述べていればいいものを一言余計だったり、心情を逆なでする表現をしてしまう。 他人の意見を反論ではなく批判してしまう。反論があるときは自分の意見とその理由のみを述べればよい。 こういうことでは現実社会でも友達はできないし、何も学べない。毎日毎日そういう日が続くと、とんでもない人格になってしまう。私はとんでもない人格になってしまったヒトを狂乱者と名づけるが、狂乱者になったら修正は大変困難だ。 幼いうちから他人の意見をよく聞き、参考にできる子供を育てるのが今の日本に必要だ。 ところで、このblogの読者は9割方賢者なので、もちろん荒らしではないのだが、気をつけなければならないことがある。 相当に人格の成熟した方以外は、邪悪な者に関わり時間を費やしていると、ともすると邪悪な心が乗り移ってしまう。 いつの間にか、自分の発言に、それが荒らしであっても他人をおとしめる事があったり、何を言っても反発心が湧いたり、荒らしの記載が気になってしまいネット接続するやいなやまず荒らしの記述をチェックするようになってしまったら、邪悪の心が顔を出している。 映画「スター・ウォーズ」で、ジュダイの騎士として類まれな才能と母を大切にする真心を持っていたアナキン・スカイウォーカーは、何故、悪人ダース・ヴェイダーに変わってしまったのか。 これこそが壮大なストーリーである「スター・ウォーズ」の唯一のメッセージである。 理由は、彼に“悪の影響を撥ね退け、賢者(先生や指導者)の言う通りに修行する”ことが出来なかったことである。 具体的には、母を守ることが出来ず亡くしてしまった彼は大変な自己嫌悪とジュダイの力に疑問を持ちだす。 先輩のオビ=ワン・ケノービにも懐疑心を抱き、大先生のヨーダの助言も上の空。やがて最悪の事態を連想させる夢を見た彼は邪悪の心に油を注いでしまう。 そこに目をつけたのがシスの暗黒卿ダース・シディアスでもあるパルパティーン。 特に若い人は、パルパティーンと出会ったら議論するのは危険だ。すぐに逃げろ。 影響を受けやすい若者は自分の周りを賢者でかため、狂乱者を排除せよ。 これを必死の実行すれば、あなたとあなたの周りは真の幸せになれる。 何時かきっと。 博学研究家 横尾けいすけ Yokoo・D.B.Keisuke cayman450s@yahoo.co.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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横尾先生
いつもにもまして、心を打ちました。先生からのメッセージは、しかと受け取りました。さて、私にも、ダークサイドはありますが、それを人に見せるなで、誤りはありませんか。また話は変わりますが、ピンクフロイドのdark side of the moonと言う、世界的ベストセラーアルバムの日本語訳は狂気です。東芝EMIの方が、Luna:名詞 ルナ(月の女神)、lunatic:名詞 狂人の連想からつけたと言うことですが、裏は取れていません。あしからず。では、また。 (2007.08.26 23:57:54)
仙人や高僧でもなければ、心のダークサイドを完全に無くすことはできません。だからこそ我々はパルパティーンと出会ったら敗北宣言して逃げれば良いのです。
掲示板を巡回していると私もダークな心に火がつきます。セミプロのHPの写真を「全て目が死んでいる」と感想したこともありました。 みんな弱い者ということです。 では来週。 (2007.08.27 00:28:05) |
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