『私刑』 (講談社文庫) パトリシア・コーンウェル (著), 相原 真理子 (翻訳)
本日の外部折衝は2件ともまずまずの成果でした。夕方には、もう仕事が終わった気分。(普通は夕方に仕事が終わるもんでしょうけど。。。)中古本 私刑 / パトリシア・コーンウェル,相原真理子コーンウェルの「検屍官スカ-ペッタ・シリ-ズ」の6冊目。テンポがいいせいか、あっという間に読めます。連続殺人犯は、どこかで見た気がするような容貌で描かれています。この作品が書かれた頃には流行りの外見だったでしょうか?今回はマリーノもあまり動かないし、ケイも検屍官としての出番は少ない。でも、シリーズのこれまでの作品よりさらにサスペンス色が強く、ハラハラします。絶対TV向きだったと思うのに、近年は「CSI」のような科学捜査中心の作品が出てきましたし、「24」のようなジェットコースター・ドラマもありますので、今さらTV化する話はありえないんでしょうね。不倫相手のベントンの発言が、今回はひっかかりました。虫のいいことを言ってはいけません(笑)。洋の東西を問わず、不倫男というのは身勝手なことを言うんだわ、と女性作家らしい表現に共感です。知人によると、この作品がシリーズ一番の出来、とのことです。ホントでしょうか。確かにこの本は面白く読めたけど、シリーズの残りを読む気のあった私は、ちょっとトーンダウンです。