シアタス・カルチャー ボリショイ・バレエ「マルコ・スパダ」
「ドンキ」と「海賊」のエッセンスが合わさったようなバレエでした。とにかく主役級のダンサーが踊りまくるので、とても盛り上がって楽しくはありますが、ずっと同じハイテンションなので飽きてくるのと、最後のオチがあまりにあっけなくて肩すかし・・・とちょっと難ありの作品ではありました。、【音楽】ダニエル・F・E・オーベール【原振付】ジョゼフ・マジリエ【新振付・装置・衣装】ピエール・ラコット(2013年)マルコ・スパダ:デヴィッド・ホールバーグスパダの娘 アンジェラ:エフゲーニャ・オブラスツォーワローマ知事の娘 サンピエトリ:オルガ・スミルノワフェデリッチ公爵:セミョーン・チュージンペピネッリ伯爵:イーゴリ・ツヴィルコ一番驚いたのは、デヴィッド・ホールバーグ。かなりボリショイ風を仕込まれた感じがします。足さばきといい、大ぶりな動きといい・・・。だけどすごく上手くなりました。そして、外見も随分スリムに。顎が以前よりさらにとがって見えるほどでした。オブラスツォーワ&スミルノワの競い合うような踊りも見ごたえがあり、セミョーン・チュージンの優美さもすばらしかった。だけどこの3人もマリインスキーの系統。ボリショイ生え抜きが少ないのが残念です。このシアタスは、東京の都心ではほとんど上映されず、今回も郊外にまで出向きました。都合がついたからよかったものの、頻繁には通えそうにありません。少なくとも上映館だけは、勤務先から直行できる都心にもっと増やしてほしいです。