ミュージカル「アベニューQ」
オフ・ブロードウェイにかかったときから、観たくてたまりませんでした。今回の来日公演を楽しみにしていました。ロバート・ロペス [作曲/作詞/原案/アニメーションデザイン]ジェフ・マークス [作曲/作詞/原案]ジェフ・ウィッティ [脚本]ジェイソン・ムーア [演出]リック・ライオン [パペット・デザイン] ケリ・ブラッキン[ティッスルワット先生/ベアー/ほか]アシュリー・アイリーン・バックナム[ケイト・モンスター/ルーシー/ほか]デイヴィッド・コルストン・コリス[プリンストン/ロッド]リサ・ヘルミ・ジョハンソン[クリスマス・イヴ]ティム・コーンブラム[ブライアン]マイケル・リシオ・ジュニア[ニッキー/トレッキー・モンスター/ベアー/ほか]アニタ・ウェルチ[ゲイリー・コールマン]平日のせいでしょうか?私のいる2階はガラガラ。惜しい。「アベニューQ」は、セサミ・ストリートのようなパペットと、パペティア(パペットを使う人間)が同時に舞台に上がります。パペット(これも人間とモンスターが混在)と実際の人間が入り混じっているのに、不思議と違和感のない世界。「パペットだけだと2階から見えない」と思っていましたが、そんな心配はいりませんでした。パペットとパペティアは一心同体です。パペットを使うというのはなかなか秀逸なアイディアですね。セリフや行動がデフォルメされます。メッセージはゆるいアイロニーがあって、ドキリとします。いわく「誰もが少しは差別主義者」「とりあえず今だけは・・・」。私に英語力があれば、NYで初演された7年前に観たかったな。ゲイへの視線は、多少古びている気がしました。