『1Q84 BOOK1 (4月-6月)』 村上春樹
ボリショイ・マリインスキー合同ガラには行かず、相変わらず仕事三昧。とは言え、「いくら寝ても眠い」という疲労感は(ほんの少し)薄らいできました。そして、こういう状態の中で、図書館で予約した『1Q84 BOOK1』の順番がやっと回ってきました。1Q84 BOOK1 (4月-6月)価格:1,890円(税込、送料別)予約して1年以上。我ながら気が長い(笑)。というか、春樹ファンではないので、「そんなに評判なら読んでおこう」くらいの気持ちでした。予約していたことも忘れていたのですが、ちゃんと図書館からメールが届きました。私はすごく昔に『ノルウェイの森』と『羊をめぐる冒険』を読んだことがあるくらい。一風変わった登場人物が、あまり好きではありませんでした。しかし、もう『ノルウェイ』も『羊』もあまり覚えていないのも事実です。・・・ところで、この『1Q84』ですが、BOOK1を読む限りは面白かった。最近、翻訳ものミステリーを読むことが多かったんですが、どうも翻訳ってどんなに上手くても翻訳くささが残るような気がします。文体の妙を楽しむ、ってことはあまりない。文章の勢いとリズムを味わえるという点では、やはり日本の作家がいいなあと改めて思いました。村上春樹は特にその醍醐味があります。しかし・・・この壮大な構成はちゃんと着地するんでしょうか。それはちょっと心配です。もちろんBOOK2,3も図書館で予約していますが、少なくとも数カ月先にしか順番は回ってきません。でも、それでいいので、気長に待っていようと思います。