ベルギー王立モネ劇場制作「アポクリフ」(9/5)
首藤さんの「最近」を知りたくて、出かけました。演出・振付・出演:シディ・ラルビ・シェルカウイ出演:首藤康之、ディミトリ・ジュルドコーラス:ア・フィレッタ衣裳:ドリス・ヴァン・ノッテン本を使った3人の動きは、面白かったですが、本の存在そのものに特別な意味が与えられているかのようでした。聖書から排除された言葉を集めた外典「アポクリフ」→ダンスが扱っている本はそれを現しているのでしょうか?現代では、さしずめ排除された文化や人間を指すのかも。驚いたのは、コルシカ島のア・カペラ・グループのア・フィレッタ。すばらしいポリフォニーです。私はこのグループのことを知らなかったのですが、舞台の主役は彼らだったと思います。このグループは楽譜を用いず、口承のみでアンサンブルを形成するのだとか。確かに、楽譜のような他律的なものに頼るのでなく、彼らに内在するものにより自発的に音楽が口から出てくるかのようでした!ア・フィレッタの東京での公演は8/25だったんですね。知っていたら絶対行ったのに。今後はウォッチしたいと思います。