つなげ“希”動力－袖番号96、伊東勉のページ楽天版（更新停止。書庫ログ）

【高校野球岩手大会情報】
住田４＝００１０２１０００
専北５＝００００１０１０３
　九分九厘勝利に近づいていた住田だが、専北は熊谷の２点適時打で追い付くと、直後にボークでサヨナラ勝ち。住田は３回に先制、５、６回に追加点をあげリード。最後の最後まで強豪を追い詰めた。

　さて、高校野球の記述です。表記の通り住田対専修大北上は５－４で専修大北上が勝ちました。及川君、小野田君のバッテリーが目立つチームでしたが、今日は出場した選手全員が役割を果たし、個々の能力に秀でた専北をギリギリまで追い詰めました。負けた結果以外では見ていて一番のゲームでした。片や後援もあり才能を活かした目標は甲子園の強豪チーム。片や野球部員17人、学校自体も山あいの町にある町民高校。それがやることやって、真っ向勝負でぶつかって勝ちまであと一歩まで迫った。及川君という豪腕投手の存在は大きいけど一人だけではこうはいきません。

　「諸般の事情」がある中で、時間割いて高校野球も見させていただきました。都合５試合ですか。今年も“焦点”５チーム全部負けてしまいましたが（←来年から反対側行け）、端から見ていて「やりきった」のと「悔い残した」のと、同じ負けでも明暗別れた部分が見えました。今日の住田、日曜日の高田、宮古水産は「思いきりぶつかれた」例ではないかと思います。そりゃ負けたし、宮水は９回までできなかったけど、己の力は出しきってのものかなと見えました。一方で大船渡、大船渡東は「悔い残した」。あれよゝで大量点失っての敗退。何でよ、いう思い残したでしょうね…。

　何でこんな分類になったかいうと、10日前に自分自身が経験したからですよ。社会人野球クラブ野球選手権。オール江刺に現状すべてぶつけて４－11の敗退。ここ２年くらい消化不良の敗戦も多かったけど、やっと前向きになれるそれが見いだせた。よし次やったろや思えたものです。いま価値問われている部活動＆高校野球ですが、現存し、その中で頑張る人がいる以上「良ぐ生きる」ための場、居場所であっていただきたい。高校野球に関わって13年、野球を覚えて31年の万年補欠の願いを記しまして項を終えます。

　今年もいいの見させてもらったよ。ありがとう。