☆キセキ☆

小学5年生、次男くん。

小さい頃、赤ちゃんの頃、いや、お腹の中にいたときから、
落ち着きのない子でした。

まだ8週頃？だったか、検診の時に先生がエコーで大きさを測ろうとしても、
クルクルと回転し、こっちに向かって両手を振っているような動きをして、
先生が「測れないな・・」と呟いていました。
まだ性別も分からない時期でしたが、
元気いっぱいの男の子が生まれてくるんだろうな。と思ったことを覚えています。

その後もお腹の中で元気いっぱい動き回っていたのでしょう。
産まれたとき、首には3重にへその緒が巻き付いていたそうです。

まだ寝がえりもしない頃から、床にゴロンと寝かしておくと、
イモムシのように移動していてびっくりしました。
長男くんは、赤ちゃんの頃からぼーっとしていてあまり動きのない子だったので。

歩けるようになってからは、動きも速く、大変でした。
幼稚園や小学校で授業中、歩き回るとかの指摘はなかったのですが、
姿勢が悪い、整理整頓が苦手というのはずっと。。

長男くんはぼーっとしすぎていて心配していたのですが、
4年生頃から少しずつ成長してきた？という印象だったので、
次男くんも4年生までは・・と思って見守ってきたのですが、
4年生になっても落ち着かず、
5年生になっても落ち着くどころかひどくなってない？と思うこともありました。

去年、思い立って、医師にカウンセリングしてもらい、
専門の医療機関を紹介してもらいましたので、
先月、受診してきました。

最初に、心理士さんと話をして、
次に、先生の診察という流れでした。

まず、診察に来た理由を聞かれ、
小さい頃から落ち着きがなかったか？
目が離せない子だったか？などを聞かれました。

私が言ったことに対して、
次男くんに確認するという感じでした。

日常困っていることや、
学校でのお友達とトラブルはないか？とか、
授業中、集中できているか？
なども聞かれました。

その後、医師の診察室に通され、
心理士さんと話した内容の確認をされ、
薬物治療についての話に移りました。

先生から、薬物治療開始の基準があることを教えていただきました。

・学校でみんなと同じ行動ができない（当てはまらない）
・友達とトラブルが多い（3年生頃から口で対処できるようになった）
・忘れ物が多くて授業についていけない（親がサポートしている）
・学業で遅れがある（WISK検査や成績で判別）
・危険な行動をする（飛び出しなど。道路横断時の確認の甘さは話しました）
・かんしゃくがひどい（当てはまらない）

次男くんはどれも当てはまらないため、
薬物治療よりはカウンセリングで日々の困っていることに対応していけばよいのでは？
という診断が出ました。

ADHDの薬物治療は、なるべく早く、できれば小４くらいまでに開始したほうがよい。
現在、4種類の治療薬があるが、
新薬のストラテラが登録が必要になったのに合わせて、
メジャーなコンサータも今後、治療のデータ登録が必要となり、
新規に処方するのは見合わせている状態。
なんなら、現在治療中の人でもコンサータから別の薬に切り替えようとする動きもある。
なので、本当は4種類あるんだけど、実際は2種類に限定されているような状況だとも説明を受けました。

とりあえずは、専門医からの診断が下りてホッとしました。

実は、去年、初めて医師にカウンセリングをしてもらうときに、
次男くん、相当ショックを受けたらしく、
「俺が精神科にかかることはみんなに内緒にしていてね」などと言っていたし、
カウンセリング後、何度か「俺もちゃんとしなきゃいけないなって思ってる」と発言をしたり、
それに伴って行動も少しずつ改善してきていました。

それまでは、何度注意しても、
あなたのためだということも、
結局は自分が困るんだよ。ということも、
折を見て分かりやすく説明しても、
全く聞く耳持たず、他人事のようにふるまっていたので、
大きな変化でした。

ようやく、このままではマズイ。という意識をもってくれたようです。

まだ波もあるし、手に負えない。と思うことも時々あるので、
専門の方にアドバイスいただきながら、
親子ともに成長していけたら。と思っています。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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