|
カテゴリ:BL小説
『SASRA』(1)(2) 起点となったエジプト編に続き、後半の中国もの。 単行本は、最初に現在視点の二人が書かれているから、それぞれ時代も国も異なるタイムスリップリーインカーネーションもので互いに運命の相手とめぐりあうラブロマンスであることがわかるけど、連載中はわけわかんないだろうなあ。 でもこういう構造的に凝った話は好き。リレーならではの面白さがあるかも。だれか一人コントローラーがいる。編集さんにしてはできすぎだ。ボスは誰? さて、中国編は、いっそう判りやすい甘ったるいラブロマンスで、古今東西乙女のツボを突いてくる。 人格設定が明快で、天然な弱気攻めと、氏素性や容姿にコンプレックスを抱いているツンデレ受け。 こういうカップルは好きだ。人の感情のいやらしさとかをガンガン突いてくる。 利用するための相手、だから都合のいいようにあしらうけど、何度通って来ても足蹴にした高貴な幼馴染みが、いざ来なくなると気になって仕方がないツンデレと、美しく天然ゆえに人の心を無意識に弄ぶ高貴攻め。普通逆だっつーの(笑)。 で、今日は昼から2冊目に突入した。 最初の舞台はローマ。ここでようやく、オールフラッシュバック設定の過去編が時代順になっていることに気づく。最初がエジプト古王朝(紀元前18世紀~)、次が中国(匈奴が出てきて、官制が整っていたから、秦あたり? 紀元前2~AD)? そして2冊目のローマは、まさに栄光のパックス・ロマーナ直後の時代。戦力も文明も未熟な少数部族の集まりでしかなかったゲルマンを、圧倒的な武力で掃討していく。古代ローマって、ほんとヒールが似合う。今、WOWOWでドラマシリーズ「ローマ」を放映していて、あまりに50年代ハリウッドなつくりにめまいがして、ほとんど観ていないんだが、今年はローマのなんか記念祭でもあるのか? あっちこっちでローマが取り上げられている。 ローマ編の作家さん、結構細かいところまで調べていて、まだ途中だけど、しょっぱなはBLじゃなくて戦記ものみたいで、読ませる。さて、これからどうなるか。 ローマの松、アッピア街道など、さりげなく知識ひけらかすウマさ。これは行ったことがあるか、天然歴史マニアかもしれないなあ。 3話目でやっと、痣だけじゃなくて、ラピスラズリの石も二人を結びつけるアイテムになっていることに気がつく(遅いっつーの)。冒頭の短い幕間では、どっちかがブッダ生誕後のインドあたりをさまよっていて、ローマ編に至って、そのラピスラズリはシルクロードの旅人よりもたらされたとあるから、この旅人は中国編の盲目の攻であることがわかる。 それにしても、狂言回しだと思っていた黒髪の預言者の少年は、出てきたり出てこなかったりするんだな。一人の作家さんが書くのなら、整合性もあろうものを、ちょっと片手落ちな気がする。 それと、やっぱり誰が書いているのか、わからない。連載時には江戸ものは木原さんだという噂だったというけど、3,4巻をまだ買ってない。エジプト編の描写やエチシーンは和泉さんっぽいんだけど、どうだろう。 それより気がついたら1週間以上、本屋へ行ってない!(一般誌はコンビ二で買ってる)。 なんてこった! これでまたBL雑誌とか買ったら、読まないまま経年劣化→捨ててしまうんだろうか。誰か、誰か私を止めて~~!(行くのをか?、買うのをか?) 薬の副作用早速。昼食前後に軽い吐き気。それと明らかに体中が 入眠剤はついにデパスも効かなくなって、マイスリーに変更。 薬局での薬剤師の説明がちょっと怖くて引いた。 「必ず、お休み直前にお飲み下さい。もし飲まれてからなにか作業をされると、その間の記憶が欠落するおそれがあります」 コレって、オヤジ狩りするギャルやBLで良く使われる、ホテルに誘って飲み物に混入して、酩酊させて金銭奪う時使うやつ? あわわ……。 粉にして混ぜてみるか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.21 23:26:45
コメント(0) | コメントを書く
[BL小説] カテゴリの最新記事
|