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テーマ:お葬式・法事(238)
カテゴリ:物故
先日、地方に住む従兄が亡くなったとの知らせがあった。
父の実家を継いだ長男なのだが、難しい癌を患っていたとのことで、まだ65歳という若さだった。ちょうど1年前、母の葬儀で来てもらったときにはまったく元気だったので、にわかには信じられなかった。 彼は明るく温厚な人柄で、少年時代から親しくしていたので葬儀に参列したかったが、今のコロナ禍と当地はだいぶ降雪があるとのことで、葬家では家族と近くに住む縁者だけで葬儀をとり行いたいとのことだった。 それにしても、自分の死期というのはやはりわからないものだ。時期もそうだが、原因もなにも元気なときにはわからない。 奇妙なことだが父の実家の継嗣はみな60歳代なかばで他界している。ただ、みな“酒飲み”という共通点があったので遺伝的な体質とばかりは言えないのだが... 私も父系の血を強く受け継いでいるようで酒を飲むのが好きだ。そのせいで身体のあちこちにもうだいぶガタがきている。 「たぶん長生きしないだろうなぁ~」と自覚しているせいか、壮年も後期に来ると、「死神」の足音が聞こえるような気分で前途はグレー一色のよう。でも、怖いのは「死」そのものじゃない。死ぬときの状況だ。どんな死に方をするかだ。 外国のどこかの砂漠をただひたすらに歩き、力尽きて倒れ、干乾びて砂嵐に埋もれて死ぬのが私の夢だ。 そう死にたい。 壁紙Link「サハラ砂漠(アルジェリア)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.02.01 16:35:26
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