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テーマ:小咄(2)
カテゴリ:小咄
初代林家三平さんに、三軒並んだラーメン屋の小咄(こばなし)がある。
右端が「日本一うまい」と看板を出すと、左端は「世界一」できた。 困った真ん中のおやじ、寝ないで考えたのが「入り口はこちら」。 (朝日新聞「天声人語」3月17日より1部抜粋) 林家三平傑作集 以前、これと良く似た小咄を何かの本で読んだ記憶がある。 ある町の駅前の靴店。 大した店ではないが、主人の人柄もあって結構繁盛している。 ところが最近困った事が起こった。 店の右隣に新しく立派な靴屋がオープンしたのだ。 頭を痛める主人。 しかし更に悪い事は重なった。 右隣の店がオープンして半年もしないうちに、左隣にもモダンな靴屋がオープンした。 新しく立派な靴屋に挟まれ、お客がはたと止まった。 新しい店にはどちらにもショーウィンドーがある。 一方には、「日本一の靴屋」のカンバン。 もう片方には、「世界一の靴屋」のカンバン。 「あ~!俺の店はどうすれば良いのだ?!」 悩む主人。 ある時、ぱっとひらめき店先にカンバンを出した。 「入り口はこちら」 良く似た小咄でした。 お後がよろしいようで。 艶笑小咄傑作選 ミュージックサプリ 小咄編 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月20日 11時14分09秒
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