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カテゴリ:コラム
今年も残すところ今日と明日だけになった。年齢とともに1年は駆け足で過ぎていく。
コロナ禍の昨年と今年は、特にその思いが強い。 何処かへ出かけることも少ないし、お祭りなどのイベントも殆どなくなり 単調な毎日の繰り返しであった。 特に何があったわけでもなく何をしたわけでもなく、あっという間に1年が過ぎようとしている。 更に年を越せば年齢も多くなる。 何をせずも「年」ばかり増えていく。 古今和歌集に「年」を「疾し(とし)=速い」に掛けた歌があるそう。 「数ふればとまらぬものをとしといひて今年はいたく老いぞしにける」 (893番) 数えても止まらないものを「年」と言うが、今年はひどく老いた感じがする。 「とどめあへずむべもとしとは言はれけりしかもつれなく過ぐる齢か」 (898番) 留められず、まさに疾し(とし)とはよく言ったものだ。このように人の気も 知らないで過ぎていく齢であるよ。 どちらも詠み人知らず。 昔の人も、今の人も思いは全く一緒です。 でも喜びや気持ちがワクワクすることが全くなかった訳ではない。 岩手出身の大谷翔平選手のホームランには大拍手した。 東京オリンピック、パラリンピックの選手の熱戦に大熱狂した。 ついこの前にはフィギュア男子の羽生結弦選手の前人未到の4回転半ジャンプ。 今回は完全に成功はしなかったものの、来年の北京オリンピックでは きっとやってくれると期待している。 「年」をとるのを嘆いてばかりではなく、いい事や熱狂することも来年もきっと あることを信じて「年」を越そう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021年12月30日 16時41分34秒
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