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2008.01.23
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カテゴリ:保護者&生徒へ
一つ前の記事で、質問がつきましたので

新しく記事として意見を述べます。



小学生には鉛筆を使わせたほうが良いという

一般に言われる理由は


1.正しい文字が身につく

2.特に低学年では、芯をよく折る

3.授業中にシャーペンを壊して、授業が中断する

などだと思います。



まず1ですが、

実際に低学年の生徒たちが「書き方」で書く

字の大きさ(相当大きいですよ)で

鉛筆とシャーペンで書き比べてください。

シャーペンだと、予想以上にきれいに書きにくいはずです。

シャーペンのほうが垂直に近い角度で持つため

大きく手首を動かすのには向いていません。

また、シャーペンだと「入り」「とめ」

「ぬき」「はらい」の表現ができません。

少なくとも、国語の漢字練習においては

鉛筆のほうが数段優れています。


シャーペンは、書く(記号を記す)もの

鉛筆は(現代では)描くものです。


デッサンはシャーペンではできません。

逆にイラストのような均一の線が欲しいときや

製図では0.3ミリなどの通常より

細く重いシャーペンを使います。

(重いとぶれないんですね)


用途に合わせて道具を使うということです。

「文字」というものを覚えていく過程では

鉛筆のほうが向いているということです。

中学生や高校生になって、書く量が増えて

きたら、削らなくて良いシャーペンのほうが

勉強には良いと思います。




次に2ですが

芯が折れるのは鉛筆でも同じです。

ですが、折れ方が違います。

シャーペンのほうが小さな力で折れます。

また、シャーペンは鉛筆と同じ角度で

持つと芯が折れやすくなります。

そこで、子供たちの多くがどうするかというと

持つ角度を立てるのです。


シャーペンを立てるには、シャーペンを

握りこむような持ち方になります。

中指を支点にするのではなく、薬指を支点にして

人差し指と中指が上にくる握り方をしている子も

でてきます。

(わかりますでしょうか?)



握りこむ持ち方をする子は、一般的に

筆圧のコントロールが下手でなんというか

かくかくの濃い汚い字をかくようになります。


他にもシャーペンを立てるのではなく

先のほう(ゴムのついているもつ部分より先)の

部分をつまむようにもつ子もいます。

この握り方では、手首が全く動かせません。

その結果、大きな字を書くことができず

筆圧もかけられないため、薄く小さい汚い字を

書くようになります。


どちらの握り方にせよ、書いた字は手に隠れて

見えにくくなりますから字を書くときの姿勢が

悪くなり、横から覗き込むような姿勢になります。


左目と右目の見ている物までの

距離が違うことは視力低下の大きな原因となります。

姿勢が悪いと集中力も続かなくなります。


握り方を覚えるには鉛筆のほうが向いています。



3についてですが

これは、以前にも記事にしたのですが

本当に困ります。

10分でも20分でも直しています。

他のシャーペン使いなさいと言うと

他のシャーペンも壊れてるんだと返ってくる事が

多いのです。

壊さなきゃいいんでしょ?と言われるでしょうが

実はシャーペンがすぐ故障する子というのは

字が汚い子ばかりなんです。


字が汚い子というのは、持ち物に対する管理が

甘いようです。

字も持ち物のひとつだといえます。

その字が汚くても構わないという子は、他の持ち物に

対してもぞんざいな扱いをすることが多いのだと

思います。

また字が汚い=筆圧コントロールが下手なので、

変なところに圧がかかって、シャーペンの

負担になっているものと思われます。



こういうことを書くとご覧になっている人の中には

そんなことはない。私は鉛筆など使わなかったけれど

握り方おかしくないし、字もきれいだし、

姿勢もいいし、芯も折らなかったと

いう反論もあるかと思います。


シャーペンを使おうが鉛筆を使おうが

きちんと握る人は握る。筆圧コントロールできる人は

できる。それだけのことです。

器用な人はなんでも器用に使いますし

または

自分できちんとした握り方をしようとしたか

親や先生にきちんと指導されたか

どちらかはわかりませんが、そのおかげです。


ただ、可能性の大小の問題として

小学生低学年から普通のシャーペンを使うと

握り方がおかしくなったり、字が汚くなる

可能性が多少増し、さらには姿勢や視力にまで

影響が及びかねないということだとお考えください。

保護者さまが、きちんと指導できるのなら

やわらかい芯の太いシャーペンなら良いと

思います。




1の説明でも書きましたが、道具なのですから

用途に合わせて選ぶほうが、より正しい。

鉛筆とシャーペンの特徴をつかんで

きちんと使い分けられれば、それが一番正しい。


シャーペンの芯も昔と違って0.3~0.9まで

あります。芯の硬さもいろいろ出てます。



書き方(習字)には、Bや2Bの鉛筆。


細かなものを書くときにはシャーペン。


弱視のお子さんは、0.7や0.9ミリで
Bや2Bくらいの濃さのシャーペンが
一番書きやすい。

絵を描く時は、鉛筆。
(私は9H~6Bプラスシャーペンを
使い分けます。ですが下手です・・・。)


小説家さんは、何千字書いても疲れないように
4Bの鉛筆。(という人がいるらしい)


というように。


ただ、小学生にその判断力があるとは思いません。

ですから、少なくとも低学年のうちは

大人が指導したほうがいいと思います。


ところで

塾では、特にシャーペンを禁止していません。

が、変な持ち方や汚い字は私に文句を

言われますからご注意ください。

変なシャーペンは怒ります。

特に、書く時にキュッキュッときしむような

音をたてるシャーペンは禁止します。

だめなんです。あれは・・・



最後に、大学入試センター試験ではシャーペンは

使用禁止です。

鉛筆とシャーペンは芯の成分が違うため

読み取らない可能性があるからです。

高校入試でもマークシートがありますし

シャーペンはカンニングに使われたりするので

禁止する高校が多いのです。

ですから、普段から鉛筆を使う機会を増やして

慣れておいてください。

たまには鉛筆で書くと新鮮な感動がありますよ。












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Last updated  2015.12.25 11:59:40
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