想像力という、暇な、憐れな、ごく貧しい、つつましい像が、
未成熟なまま、僕を見失い、薄れてゆく。
――音もなく、したたかに、ほとばしり、飛びかい、
走っている・・、眠らない――。凝視る、(ということはできる、)
でも、僕のあなうらは、こころは、凪。
砂が食い込む咽喉に凍結してゆくフロー。そして、ストック。
パシファエよ、動物的情熱のための理性の放棄よ、
セザンヌの風景から抜け出した、夏の噴出、
息を拭きかけろ象、あらしを!
印刷でざらざらな舌で、ビルディングのしぶきで、
いたずらに、透明に、しかしつめたく、つららとなる、
像よ、それは細いしなった茎であったのに・・・・・・。
Stokpic×kamome studio
原画サイズ/特大サイズ
詩とArt_Works:
塚元寛一さん &KAMOME_STUDIO
画像素材: Stokpic