詩誌ＡＶＥＮＵＥ【アヴェニュー】～大通りを歩こう～

クロマニョン人は、いま？



口とは裏腹だけど、かなり真実だろう。
ううん、真実だろう。
ところどころ合わない和音みたい、
生活のリズム。
ものがなしい虚無的な口語、
一ダースあっても、きっと胸を撃たない。
でも、ステンレスや硝子器具、
ゴムチューブや、薬瓶みたいな機械化を、
推し進めてゆく。

口とは裏腹だけど、かなり真実だろう。
ううん、真実だろう。
しかしその内部には、いつも、定型がある。
演壇にあがって聴衆のざわめき、
そいつが、コールタール、噴煙、熱泉。
ああそれも、公式主義的な志向。
人間活動の遠近法からキュビズム。
確かめたいのか、裏切りたいのか、
わからない、詩の世界で、解体の現象が起こる。


口とは裏腹だけど、かなり真実だろう。
ううん、真実だろう。
そして、僕はもうそのことに慣れた。
毎晩の数にも慣れた。
そして誰もまともな歌を歌わないことにも慣れた。
誰もいないはずのドアを開けるのにも慣れた。
でも、いつまでもこんな気持ちで、
トランペットしていたくない。
それが最初の絵だって気付いてる。
それが、はじまりの合図なんだって、わかってる。


口とは裏腹だけど、かなり真実だろう。
ううん、真実だろう。
ところどころ合わない和音みたい、
生活のリズム。
ものがなしい虚無的な口語、
一ダースあっても、きっと胸を撃たない。
でも、ステンレスや硝子器具、
ゴムチューブや、薬瓶みたいな機械化を、
推し進めてゆく。

口とは裏腹だけど、かなり真実だろう。
ううん、真実だろう。
しかしその内部には、いつも、定型がある。
演壇にあがって聴衆のざわめき、
そいつが、コールタール、噴煙、熱泉。
ああそれも、公式主義的な志向。
人間活動の遠近法からキュビズム。
確かめたいのか、裏切りたいのか、
わからない、詩の世界で、解体の現象が起こる。

口とは裏腹だけど、かなり真実だろう。
ううん、真実だろう。
そして、僕はもうそのことに慣れた。
毎晩の数にも慣れた。
そして誰もまともな歌を歌わないことにも慣れた。
誰もいないはずのドアを開けるのにも慣れた。
でも、いつまでもこんな気持ちで、
トランペットしていたくない。
それが最初の絵だって気付いてる。
それが、はじまりの合図なんだって、わかってる。









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詩とArt_Works： 塚元寛一さん ＆KAMOME_STUDIO
画像素材： イラa。写a