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テーマ:懐かしのTV番組(6454)
カテゴリ:ドラマ
![]() 「前略、おふくろ様・・・」 ドラマ冒頭で板前の青年が母親宛に書き送る手紙、 倉本聰:原案による東京の下町を舞台にした 青春ドラマ「前略おふくろ様」は日本テレビの 「太陽にほえろ」「傷だらけの天使」に続き 圧倒的な感性の鋭さで若者のカリスマ的な存在だった 萩原健一が主人公を演じたドラマである。 東京の下町・深川、 山形から上京した片島三郎(萩原健一)は 料亭“分田上”で板前修行をしていた。 そこには板前頭の村井秀次(梅宮辰夫)を始め 政吉(小松政夫)正(小原秀明)が調理場を担当し 大女将・浅田ぎん(北林谷栄)若女将・ミツ子 (丘みつ子)を筆頭に渡辺かすみ(坂口良子) つる子(姫ゆり子)やえ(石井富子)ちょう子 (岡野三穂)が仲居を務め、大変忙しい毎日を送っていた。 渡辺かすみは渡辺組という鳶職の頭領である 渡辺甚吉(加藤嘉)の一人娘であり、かすみが仲居で 働いている事から“分田上”とは友好関係である。 渡辺組には40歳を目前にした若頭・半田妻吉こと 通称:半妻(室田日出男)とチャラ男の利夫(川谷拓三) ヒロシ(大口広司)光夫(高月忠)がおり 半妻は周囲から凶暴な男と怖れられているが 実はマザコン男で、かすみを密かに想っている。 だが、かすみは三郎の事を想っている。 そこへ三郎の従姉妹である岡野海(桃井かおり)が 山形から三郎を頼って上京してきた。 海は三郎から「恐怖の海ちゃん」と呼ばれるほど 自由奔放な性格で三郎をいつも迷わせていた。 そんな海を渡辺組の利夫は海ちゃん一筋とホレまくり 三郎に相談をして、海に近づこうとしていた。 日々の板前修業の中で起きた出来事を故郷の山形にいる 母・益代(田中絹代)に「前略、おふくろ様・・・」 という書き出しの手紙を送っていた。 かくして三郎の青春と葛藤が日々、繰り広げられるのだった。 このドラマで一躍人気となったのは桃井かおりであり 桃井は病に倒れ女優業を離れており 萩原健一の強い要望から「傷だらけの天使」のゲストと 本作の出演が叶い、お茶の間でブレイクした。 また東映で斬られ役・殺られ役・悪役などを演じた 俳優たちが結成したピラニア軍団の一員である川谷拓三と 室田日出男が一躍有名となった作品でもあり 本作を皮切りに怖い顔をしている男が 実は人情味溢れる優しい性格を持っているという 新たな役を確立させました。 この萩原演じる主人公が母親宛に書き送る手紙の冒頭で ナレーションも手紙を読んでいるという設定と手法は 後の「北の国から」「オレゴンから愛」にも採用されました。 ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 ![]() 【25%OFF】[Blu-ray] 前略おふくろ様 Vol.1 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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