ジャンボ鶴田ｖｓミル・マスカラス | メタボの気まぐれ

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夏休み！

この時期、全日本プロレスは子供たちへのプレゼントとして
アイドルレスラー、ミル・マスカラスを来日させた。

これが全日本プロレスの夏の風物詩と呼ばれ
サマーアクションシリーズ＝マスカラスを定着させ
ジャンボ鶴田やザ・デストロイヤーと好勝負を展開した。

特に1977年のサマーアクションシリーズ
8月25日の田園コロシアムにて行われた
UNヘビー級選手権試合・60分3本勝負
ジャンボ鶴田ｖｓミル・マスカラスは壮絶な試合となった。

当日は雨が降り、試合は中止になるかと思ったが
メインを前に雨は止み、観客は対決を期待した。

この試合ではマスカラスの入場に「スカイハイ」を会場に流し
これが話題となり入場テーマ曲として定着。
プロレステーマ曲の原点となった。

さて試合は１本目、マスカラスのメキシカンストレッチで
22分48秒、鶴田からギブアップ勝ち

２本目、後がない鶴田は大技であるジャイアントスイング
エアプレンスピンを立て続けに繰り出し
止めはトップロープからのドロップキックで
7分46秒、片エビ固めでマスカラスをフォール

そして３本目、マスカラスは場外にいる鶴田に
フライングボディアタックを仕掛けるが
マスカラスが観客のイスに足を挟んでしまい
3分20秒、鶴田が辛くもリングアウトで勝利。

鶴田がタイトル３度目の防衛に成功した。

この試合はプロレス大賞の年間最高試合賞を受賞。
以後、マスカラスは来日する度に人気を増し

特に「スカイハイ」はマスカラスが使ってから
この曲に注目が集まり
オリコシングルチャート２位と言う記録を出した。

ちなみに「スカイハイ」は元々、映画「スカイ・ハイ」の
テーマソングとして用いられ
この楽曲にはメインタイトル版とシングルカット版と
2つのバージョンが存在しており

会場で使用されたのはメインタイトル版であり
発売されたレコードではシングルカット版となっている。