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カテゴリ:温熱環境
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 いつまで続くこの暑さ・・ 子供の頃 お盆を過ぎた朝のラジオ体操は肌寒いのが普通 ランニングだけでは鳥肌が立っていたことを覚えていますが 今朝は既に27度 来週一杯この暑さが続くそうです。 さて 葦戸(よしど) 昔の家は 6月から9月一杯は 夏の建具 6月になると それまでの障子や襖を葦戸に替えます。 古い南向きの家は南側に玄関があって 入って左側、つまり西側の奥に座敷があります。 座敷の奥が床の間や仏間になっていて 普通建物の西側は壁になって 西日を防いでいます。 今建てられている建物でも 西側に大きな窓を持ってくる設計は多くありません。 西日を防ぐことが 夏の暮らしを楽にするからです。 ただ 建物の配置や構造上の問題で 西側に大きな窓を持ってくる場合もあります。 庭があったり、そもそも西向きの土地であったり。 この家も西側に庭があります。 ![]() 部屋は暗そうに見えますが 木漏れ日で落ち着いた明るさです。 葦戸の外は広縁で 掃き出しの窓にカーテンがかけられ 直射日光を防いでいますが 窓は開け放たれて 心地よい風がはいります。 ![]() 大事にしたい・・ 自然でパッシブな昔の暮らし。 このように書くと こんな暮らしも悪くない やっぱりパッシブがいい と考えがちですが それは幻想です。 この部屋は暑い! 日中、母は隣の西側に壁のある部屋に避難しております。 輻射熱がブロックされ 風通しのある部屋ですが そこでもまだましという程度。 この夏はエアコンのある部屋に退避です。 日本の夏は エアコンは必需品です。 いかにエアコンに使う電気代が少なくすむ家をつくるか パッシブだけでは限界があります。 PS この部屋、冬には室温2度になる部屋です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年08月16日 07時45分57秒
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