Qセルズ、出荷増で第3四半期売上高5.593億ドルと3%増加
ハンファQセルズ(Hanwha Q CELLS Co.,Ltd.)は、2018年第3四半期売上高が太陽電池尾ジュール出荷増を背景に、5億1,930万ドルと2018年第2四半期の5億1,840万ドルから7.9%増加し、2017年第3四半期の5億4,300万ドルから3.0%増加した。 第3四半期の売上高増加は、出荷量の増加がASPの低下による影響を軽減しており、主要地域における販売網の拡大と拡大に関連したプレミアム製品であるQ.PEAK DUOの需要の増加が寄与した。なお、1~9月の売上高合計は15億2,070万ドルで前年同期の15億5,270万ドルに比べて2.1%減少した。 同社は、9月の中国拠点におけるシリコン・インゴット生産中止により、年間生産能力はセル4,500MW、モジュール4,500MWとなる。さらに、同社は関連会社であるHanwha Q CELLS Korea Corporationのモジュール生産能力3,900MWがあり、Hanwha Q CELLS Koreaは2019年第1四半期に米国で1,700MWのモジュール生産能力を持つ予定。 これらをベースに、同社は2018年通年で5,500~5,700MWのモジュール出荷を見込んでおり、売上高は5億9,000~6億1,000万ドルを予想している。また、製造技術のアップグレードと特定の研究開発関連支出のための約1億4,600万ドルの資本的支出を見込んでいる。 第3四半期は、製品販売の増加による売上高の拡大にもかかわらず、中国拠点のインゴット製造事業の中止など一時的な影響で売上高粗利益は3,53万ドルの赤字となり、売上高粗利益率は前期の14.0%、前年同期の11.6%に対して、マイナス6.3%に終わった。 第3四半期の営業損失は1億1,700万ドルで、2018年第2四半期の営業利益480万ドル、2017年第3四半期の営業利益1060万ドルからマイナスに転じたが、延滞債権の貸倒引当金など一部の一時的な影響を除くと、2018年第3四半期の営業利益は1,790万ドルとなる。その他地域企業の関連記事