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テーマ:哲学・思想(196)
カテゴリ:スピリチュアル(精神世界)
「好き、嫌い、好き、嫌い、好き、嫌い……」っと、花びらで相手の気持ちを考えたことはあるでしょうか?(?) 人の中には、好きな気持ちと、嫌いな気持ちが存在しています。結局、そのどちらも自分そのものだと言えるでしょう。
さて今回は、「二元性」ということにフォーカスして、このブログをまとめていきたいと思います。本当にこの世界は二元性でできているのでしょうか?
二元性と陰陽この世界には、光があれば闇があり、昼があれば夜があり、ポジティブがあればネガティブがあります。すべて表裏一体と言えます。
これは、「この世界がすべて二元性で成り立っている」という二元性の法則です。苦しいエネルギーの状態もあれば、同じエネルギー量で楽しい状態もあるのです。
そして世界には、男性性・女性性の性質があるという陰陽があります。これによって、すべてのものの調和の取れた状態があるのです。これは、宇宙の状態に沿った状態であるということです。
二元性を超えるしかし、二元性は、この世界そのものではありません。それは、この世界に対して考える観念です。
世界は変化します。区別、分別できる境界線が明確に存在しないのが、変化する世界です。それに、区別、分別、そして、決定するのが、あなたの観念なのです。
「二元性を超える」とは、「『私』が抱える観念を超越する」ということです。世界自体になんら問題は存在しないのです。
物事自体は全て中立で、特定の意味を持ちません。物事はすべて純然たる物事に過ぎないのです。中立であり、善も悪もありません。
もしこの理解が進めば、それが「全ては一つであり繋がっている」という認識となります。そのとき、いかなるものであっても区別することができません。なぜなら「あれは私であり、これも私である」からです。それが自然、つまり本来の姿なのです。
ヘーゲルの弁証法けれども、好きなこともあれば、嫌いなこともあるのが人間です。ポジティブな感情があれば、ネガティブな感情もあります。1つの主張があれば、それに必ず反対意見が存在します。
ここでの、知恵を生み出す方法は「相矛盾するものの一体化をすること」です。相手の意見を否定せず、お互いのいいところを取り入れて統一することで、より高い価値を生む方法です。自分の嫌いなことの裏側を見ると、自分の好きなことが隠れているのです。
これは、哲学者ヘーゲルの弁証法です。矛盾する事柄を、統一・総合することによって、高い次元の結論へ導く思考方法です。すべてのことを否定せずに、いいところを統合していけば、自分の真理に近づけます。そのために、一つ高い意識から見ることが大切なのです。
人生というのは、互いに結びついた関係性の中で起きています。ですから、人生というのは、自分だけのものではないのです。なので、主観的に見るだけではなく、客観的に見る必要があるのでしょう。
それでは読んでいただき、ありがとうございました。
【参考文献】 ・あらためて『統合』とは? ~価値を生み出していく技術~(2021年11月7日記事)・Naokiman Show ・“それ”は在る ある御方と探求者の対話 [ ヘルメス・J・シャンブ ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/03/11 07:30:07 AM
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