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カテゴリ:山野草
☆昨年は3月中旬過ぎから咲き始めたウォーキングコースのアマナ。今年は3月下旬になって、急に咲き始めました。(2014年3月29日撮影)。
☆アマナは、本州福島県以南・四国・九州に分布するユリ科アマナ属の多年草です。アマナは、スミレやカタクリなどとともに、アリによって種子が拡散し広がるそうです。 ☆群落全体が、一斉に開花しています。花の形は同じユリ科のチューリップに似ており、花びらには紫のスジがくっきりと見えます。アマナは、かつてはチューリップ属に含められていたこともあるそうですが、花茎の途中に2枚(~3枚)の苞があるので別属のアマナ属に分類されたそうです。写真では、右上の花の苞が3枚で、他の花には2枚の苞が見えます。 ☆アマナの花です。花びらのように見えるのは、外花被(萼)3枚と内花被(花弁)3枚からなる花被片で、花粉が出ている雄しべが6本、雌しべ花柱の先端は3つに分かれているようです。 ☆アマナ(甘菜)の名は、球根(鱗茎)や葉に甘味があり食べられることに由来するそうで、食べられる山野草には、菜(な)の文字が付くとのこと。 ☆なお、近縁種のヒロハアマナは、苞の数は3枚で、葉が短く幅広(10~20ミリメートル)で葉の中央にはっきりとした幅広の白線が見えるそうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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