|
テーマ:楽天写真館(354416)
カテゴリ:山野草
☆9月から、ウォーキングコース(玉川上水)の道端で見かけるヒナタイノコヅチです。
☆ヒナタイノコヅチは、本州・四国・九州の日当たりの良い道端で普通に見られるヒユ科イノコヅチ属の多年草です。 ☆ヒナタイノコヅチは、葉が厚く光沢はなく、両面ともに有毛で、葉の縁が波状に縮れるのが特徴です。似た植物に山野の林内や竹やぶなど日のあまり当たらないところに生えるヒカゲイノコヅチ(イノコヅチ)がありますが、葉は薄く毛が少なく、花序の軸に付く花がヒナタイノコヅチに比べてまばらです。 ☆ヒナタイノコヅチ(日向猪子槌)の名は、日陰に生えるイノコヅチ(イノコズチ)に対して、日当たりの良いところに生えることから。イノコヅチ(猪子槌)の名は、茎の節の膨らんだところが猪の子の膝頭に似ていることから名付けられたそうです。ただし、この説には異論もあるようです。 ☆なお、「ヒナタイノコヅチ」と「ヒナタイノコズチ」の表記がありますが、漢字表記「日向猪子槌」からすると「ズチ」ではなく「ヅチ」のように思えます。植物図鑑では「イノコズチ」となっており、現代仮名遣いのルールに従うと、「イノコズチ」になるそうですが、よくわかりません。 ☆ヒナタイノコヅチの花は、花序の軸に密に付き、最初は横向きです。花のつくりは、淡緑色の花被片(萼片)5枚、雄蕊5本、雌蕊1本とありましたが、今後の観察課題としたいと思います。 ☆ヒナタイノコヅチの花は、花後にはしだいに下向きになります。 ☆さらに下向きになり、花序の軸に圧着していきます。2個の小苞は棘状になり、先端が反り返ってきます。 ☆ヒナタイノコズチの果実です。イノコズチ属も、「ひっつき虫」として種を拡散していきます。種子表面から突き出て、折れ曲がった刺状の突起(2個の小苞)があり、これによって引っ掛かり種を拡散していきます。 ☆ヒナタイノコズチの花言葉は、「人懐こい」や「二重人格」だそうです。「人懐こい」は、果実が「ひっつき虫」になるからでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[山野草] カテゴリの最新記事
|