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テーマ:楽天写真館(354467)
カテゴリ:山野草
☆たちかわ市民交流大学の講座「散歩が楽しくなる植物観察入門」に参加した時に、雑木林の中でマヤランの花が咲いているのを見つけました。(2017年7月8日撮影)。
☆マヤランは、本州(関東南部以西)から沖縄の常緑広葉樹林下に生えるラン科シュンラン属の腐生植物です。 ☆林の遊歩道の近くで、たくさんのマヤランが花茎を伸ばしているのを見つけました。 ☆マヤランは、7~8月に高さ10~30センチの地上茎を伸ばし、茎頂に2~6個の花をまばらに付けます。 ☆マヤランの花は、萼片が背萼片1枚と側萼片2枚、側花弁2枚、唇弁1枚です。 ☆やや下側から観察したマヤランの花です。3枚の萼片の中央には紅紫色の細いスジが見えます。左右の側花弁には、紅紫色の太い模様があります。花の真ん中には、蕊柱が見えます。蕊柱の先端の下に、2個の葯室があるようです。唇弁は、花の終わりの時期なのか赤褐色に見えます。 ☆マヤランの花茎には葉緑素があり、緑色をしています。しかし、緑葉がなく光合成ができないため、菌類に寄生して生活する菌従属栄養植物です。マヤランは、ベニタケ科などのキノコなしでは生きていけませんし、ベニタケ科などのキノコは特定の種類の木なしでは生きていけないので、マヤランの株だけを採取しても栽培はできません。 ☆マヤラン(摩耶蘭)の名は、最初に発見されたのが神戸市の摩耶山だったことに由来するそうです。 ☆マヤランの花言葉は、「謙遜」「忍耐」だそうです。林の中で花茎を伸ばし、ひっそりと花を咲かせていることに由来するのでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2017.07.14 06:00:17
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