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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2018.03.21
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カテゴリ:樹木
☆冬の間は季節の変化が少ないので、昨年秋に観察して紹介できなかった自然観察を紹介しています。ミヤマガマズミの果実です。ガマズミの仲間は、ガマズミやコバノガマズミ、ミヤマガマズミがあるそうですが、詳しくはわかりません。昭和記念公園のホームページ「公園図鑑」によると、こもれびの丘で見られるのはミヤマガマズミだそうです。(2017年10月3日撮影)。
  • ミヤマガマズミ01.jpg

  • ☆ミヤマガマズミは、北海道から九州の山地の樹林内や林縁に生えるレンプクソウ科ガマズミ属の落葉低木です。よく分枝して茂り、高さは5メートルほどになるそうです。ガマズミ属はスイカズラ科に分類されていましたが、APG分類体系ではレンプクソウ科に分類されているそうです。
  • ミヤマガマズミ02.jpg

  • ☆2014年に、昭和記念公園のこもれびの丘で観察したミヤマガマズミの花です。ミヤマガマズミは、枝先に直径6~10センチの散房花序を出し、白い小さな花を多数つけます。通常の花期は5~6月ですが、季節外れの9月に咲いていました。(2014年9月12日撮影)。
  • ミヤマガマズミ03.JPG

  • ☆ミヤマガマズミの花冠は、直径5~7ミリで、白い花冠が浅く5つに分かれて平らに開きます。雌蕊の花柱は1本でごく短く、雄蕊は5本で花冠から長く突き出ています。蕾を見ると萼が見えますが、ごく小さい萼片が5個だそうです。
  • ミヤマガマズミ04.JPG

  • ☆ミヤマガマズミの果実は、長さ6~9ミリの広卵形の核果で、9~10月に赤く熟します。核果とは、桃や梅などの果実のように、果実の外果皮が薄く、中果皮は多肉質で水分が多く、内果皮は硬くて木質化した核になり、その核の中に種子があるものです。
  • ミヤマガマズミ05.jpg

  • ☆ミヤマガマズミ(深山莢蒾)の名は、深山(高い場所)に生えるガマズミに由来するそうです。ガマズミ(莢迷)の名は、ガマはこの種の中国名「莢蒾(キョウメイ)」に由来し、キョウメイ→カメ→カマ→ガマと転訛し、ズミは「酸実(酸っぱい実)」に由来するのではないかという説があるそうです。また、植物学者の牧野富太郎博士は、語源は不明ですが、「ズミ」は染めの転訛で、古来、ミヤマガマズミ(深山莢蒾)の果実で衣類を摺り染めしたことと関係があるのではないかとしているそうです。さらに、「神の実(かみのみ)」とつながるのではないかとする説もあるそうです。
  • ミヤマガマズミ06.jpg

  • ☆ミヤマガマズミの花言葉は、「結合」だそうです。





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    Last updated  2018.03.21 05:00:13
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