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カテゴリ:樹木
☆自然観察ブログ「しろうと自然科学者の自然観察日記」を始めて7年、連載は連続2,500回を超えました。そこで、「自然観察の振返り」を随時掲載しています。【自然観察の振返り[26]】はモクセイ科の植物です。第3回は、ヒイラギモクセイの花です。(2013年11月15日撮影)。
☆ヒイラギモクセイは、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木です。高さは、4~7メートルになります。ヒイラギモクセイは、ヒイラギとモクセイ(ギンモクセイ)の雑種と考えられており、生垣・垣根によく利用されます。 ☆ヒイラギモクセイは、ヒイラギと同じように雌雄異株ですが、雄株だけが知られているそうです。ヒイラギは実ができますが、ヒイラギモクセイは実がならないので、繁殖は「取り木」で行うそうです。キンモクセイとギンモクセイも雌雄異株ですが、日本には雄株しかないので、挿し木や取り木で繁殖させるそうです。 ☆ヒイラギモクセイ樹皮には、コルク質のこぶがあります。 ☆ヒイラギモクセイの葉は対生で、葉身は長さ4~9センチの楕円形で、先は尖り、縁には刺状の鋸歯が8~10対あります。葉はヒイラギより大きく、鋸歯は小形で数が多い。 ☆全縁の葉はほとんどなく、ヒイラギに比べて表面の光沢は少ないのが特徴です。 ☆ヒイラギモクセイは、雌雄異株です。ヒイラギモクセイの花期は10~11月で、葉腋に香りのよい白い花を束生します。 ☆8個の花が、葉腋に束生しています。 ☆ヒイラギモクセイの花には、茎から伸びる緑色の花柄、緑色の萼、4つに分かれ白い花冠、花糸が白く先端に薄茶色の葯が見える2本の雄蕊、中央に小さな黄緑色の不完全な雌蕊があります。4つに分かれた花冠は、ヒイラギのように後ろにそり返りません。 ☆ヒイラギモクセイ(柊木犀)の名は、ヒイラギとモクセイの雑種なので、両方の種名を合わせて名づけられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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