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しろうと自然科学者の自然観察日記

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2019.05.03
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カテゴリ:山野草
☆3月19日、東京都八王子市の高尾山に植物観察(3月中旬・2回目)に行きました。その内容を順次紹介しています。ヒメカンスゲの花です。(2019年3月19日撮影)。
  • ヒメカンスゲ01.jpg

☆ヒメカンスゲは、北海道から九州に分布し、明るい雑木林や丘陵地の斜面などに自生するカヤツリグサ科スゲ属の常緑の多年草です。
  • ヒメカンスゲ02.jpg

☆ヒメカンスゲの葉は幅2~4ミリの深緑色で、カンスゲと同じように光沢があって濃緑色で固く、上面には多数の細脈があり、葉縁の小刺は鋭くざらつきます。
  • ヒメカンスゲ03.jpg

☆ヒメカンスゲの花期は3~4月で、10~15センチの花茎が伸びて小穂をつけます。茎の先端の頂小穂(しょうすい)が雄小穂で、開花前の雄小穂は黒褐色から褐色の紡錘形です。その下には、互いに離れて数個の雌小穂が茎から細長く伸びて出ます。
  • ヒメカンスゲ04.jpg

☆雄小穂は、開花前は黒褐色から褐色の紡錘形ですが、開花するにつれて雄小穂から薄クリーム色の葯が出てきます。
  • ヒメカンスゲ05.jpg

☆開花した雄小穂です。薄クリーム色の葯がたくさん突き出ており、薄クリーム色の房のように見えます。これがやや黄色みが強いので、細長くて大きい黄色い房のように見え、小形ですが他のスゲ類よりもよく目立ちます。
  • ヒメカンスゲ06.jpg

☆雌小穂の下の茎が赤褐色に見えます。ヒメカンスゲは、雌小穂の基部に苞があり、その鞘(さや)の部分が赤褐色をしているのが特徴です。
  • ヒメカンスゲ07.jpg

☆雌小穂です。鱗片(雌花頴:しかえい)から3本の雌蕊柱頭が出ています。
  • ヒメカンスゲ08.jpg

☆ヒメカンスゲ(姫寒菅)の名は、「姫」は小型の寒菅から、寒菅の「寒」は冬でも常緑であること、スゲは叢生する葉が毛のように細く鳥の巣のように見えるので「巣毛」からスゲになったという説や、清々しい(すがすがしい)からスゲになったとする説などがあります。
  • ヒメカンスゲ09.jpg

☆ヒメカンスゲの花言葉は、「あきらめ」「自重」です。どんな由来があるのでしょうか。
  • ヒメカンスゲ10.jpg





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Last updated  2019.05.03 07:08:03
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