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2004.06.22
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カテゴリ:里山・歳時記

夏 は き ぬ

作詞者 佐々木信綱   作曲者 小山作之助

卯(う)の花(はな)の におうかきねに
時鳥(ほととぎす) 早(はや)もき鳴(な)きて
しのび音(ね)もらす
夏(なつ)はきぬ
 
五月雨(さみだれ)の そそぐ山田(やまだ)に
早乙女(さおとめ)が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植(う)うる
夏はきぬ
 
 橘(たちばな)の かおる軒(のき)ばの
窓(まど)ちかく ほたるとびかい
おこたり諌(いさ)むる
夏はきぬ
 
 楝(おうち)散(ち)る 川辺(かわべ)の宿(やど)の
門(かど)遠(とお)く 水鶏(くいな)声(こえ)して
夕日(ゆうひ)涼(すず)しき
夏はきぬ
 
五月(さつき)やみ ほたるとびかい
水鶏(くいな)鳴き 卯(う)の花さきて
早苗(さなえ)植えわたす
夏はきぬ
  
・・・・・・・・・・・・・・・・

初夏の風情がただよう、この歌が、小さい頃から好きだった。
もっとも「夏はきぬ」って、夏は来ないのかと思ったりしていたのだけれど・・・。


卯の花のにおう垣根、時鳥(ほととぎす)の鳴き声、 

五月雨の そそぐ山田、早乙女の濡れた 裳裾、田植え

橘(たちばな)の かおる軒(のき)ば、蛍が飛び交う窓辺

川辺、水鶏(くいな)の鳴き声・・・。


日本の初夏の里山の風景が目に浮かぶよう。

音だけ拾っても、時鳥(ほととぎす)の鳴き声、五月雨の音、水鶏(くいな)の鳴き声・・・。 


今日、眼科の帰りに通った小学校の横の道で、歓声を聞いた。
プールにいる、子ども達の歓声だった。

都会にいると、夏が来た事を知らせる音は、プールに興じる子どもたちの声くらいなのだろうか・・・。

「夏はきぬ」に歌われた光景は、
今も、田舎に行けば、見られる光景なのだろうか・・・。

あたりまえすぎて、誰も気がつかなかった風景が今、大切なものに気がつく・・・。


■今日の体調■
*眼科
*会社の近くの歯医者

■□■テレビしびれて■□■

★あしたをつかめ~桐タンス職人・28歳~

★SMAPXSMAP



◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 
★6月17日*大阪しぐれ:皇太子さんの虎ルック??*UP






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Last updated  2004.06.22 17:21:28
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