テーマ:今が旬の話(413)
カテゴリ:里山・歳時記
掘串(ふくし)もよ み掘串(ふくし)持ち この丘に 菜摘ます児 家聞かな 名告(の)らさね そらみつ 大和の国は おしなべて われこそ居れ しきなべて われこそ座(ま)せ われこそは 告(の)らめ 家をも名をも 雄略天皇 **現代語訳** ちょっと、そこの彼女。 いい籠持ってるねやん。スコップもいいやん♪ そこの丘で摘み菜してる彼女! 名前、なんていうの?教えて。 この辺、ぜーんぶ、俺んとこ。 俺にだけは教えて、名前と家。 あと、ケイタイの番号とメルアドも。 この歌、高校生の時に習ったけど、はー、大昔。(遠い目) この頃、名前を聞くということは、プププププ、プロポーズ!!! 名前を聞かれることがプロポーズなら、私、毎日、されてますがな( ̄m ̄*) 服の袖を振るのも気があるってしるし( ̄▽ ̄) ++ ところで、 *菜(な)摘ます児*の菜。 現在、菜と言えば野菜だけれど、「万葉集」に登場する菜をいう語は、広く「副食全般」。 魚も「ナ」とよばれていた。 魚を釣るのを「魚(な)釣る」といい、 一番勇ましい魚を「勇魚(いさな)」といった。 魚類を「さかな」というのは、酒の副食物であったことの名残。 「万葉集 草木と鳥と生活の歌」参照 ++ ツクシ、ヨモギ、ノビル・・・。 暖かくなったので、摘み菜の季節。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★3月8日*こんな公園あったらいいな・・・。*UP お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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