テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
嫌なものは見たくないと思う。
なるべく美しい映画を楽しい映画を見たいと思う。 でも、「善き人のためのソナタ」は見ておこうと思った。 1984年、東西冷戦下の東ベルリン。 国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、劇作家のドライマン(セバスチャン・コッホ)と 舞台女優である恋人のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。 成功すれば出世が待っていた。 しかし予期していなかったのは、彼らの世界に近づくことで監視する側である自分自身が変えられてしまうということだった。 国家を信じ忠実に仕えてきたヴィースラーだったが盗聴器を通して知る、自由、愛、音楽、文学に影響を受け、 いつの間にか今まで知ることのなかった新しい人生に目覚めていく。 ふたりの男女を通じて、あの壁の向こう側へと世界が開かれていくのだった…。 (CINEMA COMIN'SOON より) ・・・・・・・・・・・・・ 体制の市民に対する監視。 体制の幹部の腐りきった行い・・・。 「時代は1984年というからそう遠い昔ではない。」 そう言うと夫は、 「北朝鮮は今でもそうや」と言う。 ピアノソナタを一回聴いただけで、人がそんなに変わるか?? というツッコミはあるけれど、 「ベルリンの壁」崩壊前の東側体制の重苦しさがヒシヒシと伝わってきました。 そんな中にも私は、美しいものを見つけました。 監視される、作家と女優が暮らすアパートが素晴らしい! 豪華というわけではないけれど、沢山の本やピアノ、 すわり心地のよさそうな、ゆったりとした、ソファ・・・。 玄関の古いキャビネットに置かれた、灯りやトンボの形の置物。 薄いグリーンの壁紙、なにより、木々に覆われた外観がステキ!! 第79回アカデミー賞外国語映画賞受賞作品。 ■□■映画2007■□■ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★3月8日*ノスタルジック昭和:久世光彦ワールド *UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.03.10 14:58:29
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