テーマ:旅のあれこれ(10281)
カテゴリ:海外旅行
美しき水の村、世界文化遺産の宏村に行った。 牛の形をした村の前に、大きな池(中国では、湖という)は牛のお腹。 村の真ん中にある池は、牛の胃に例えられる。 村の中を牛の腸のように走る用水路。 村の横には、川も流れている。 特に用水路は、朝の8時までは、飲み水として、 8時以降は、洗濯などのために使うというルールがあったという。 現在でも、村の中の池では、洗濯をしている人の姿が見えた。 この豊かな水のおかげで、、村人の用水・防火の便宜を図るほか、気温を調節する役割を果たしていたそうだ。 なんと豊かな水との付き合い方!!! が、しかし現在、中国は、水道水は飲めないくらいに工業化で水質汚染が進んでいる。 **世界文化遺産・宏村** 世界文化遺産の宏村はユニークな牛の形に配置されている村として広く知られている。 村の西側の山・雷崗は牛の頭のように高くそびえ立ち、村の入り口あたりの2本の古木は牛の角、数百軒の民家が牛の体、村をめぐるように民家の前を流れるせせらぎは牛の腸、川にかかった4本の橋は牛の足、村の真ん中にある「月塘」と呼ばれる池は牛の胃袋、その川が最後に流れ込む村の南側の湖は牛の腹部に当たる。 このような巧みな設計は、村人の用水・防火の便宜を図るほか、気温を調節する役割も果たしており、往時の人々の知恵を表したものと言える。 湖に映える古民家と背景の黄山山脈は美しく「中国画の郷」と呼ばれている。 この村の特色の一つは村全体が牛の形をしており世界歴史文化遺産の中でも一大奇跡として脚光を浴びているそうだ。 もう一つは人工水路網で生活・生産・防火・気候調節・環境美化・空気浄化など多様な機能を持っており国外の建築家からも「中国古代の泉水」と賞賛されているそうで屯渓には優秀な街の設計者がいたのだろう。 宏村の中央にある月沼池(月池)には古民家が映え、静かな趣きを醸し出している。 宏村(こうそん)の前の湖。牛の腹部。 牛の胃にあたる湖で洗濯をする人。 村を中を走る水路は牛の腸。 村の端にある2本の大木は牛の角。 これはそのうちの一本。 ここで村の儀式が行われた。 村の横を流れる川で洗濯や野菜を洗う人。 *中国旅行* ■1■5月20日(日) 大阪から杭州へ。 杭州市内観光。 中国と日本の時差は日本の方が1時間早い。 ■2■5月21日(月) 安徽省(あんきしょう)南部の古村落世界遺産・西逓(せいてい)宏村(こうそん)。 世界遺産・黄山(こうざん)。 ■3■5月22日(火) 世界遺産・黄山 杭州踊りショウ(OP) ■4■5月20日(水) 西湖(さいこ) 水郷・鳥鎮(うーちん) 上海雑技団OP ■5■5月20日(木) 豫園(よえん) 新天地 帰国 ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★5月29日*クマザサの語源*UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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