テーマ:映画館で観た映画(8356)
カテゴリ:映画
今、大阪・九条のシネヌーヴォという映画館で、中国映画特集をやっている。
「さらば、わが愛~覇王別姫(はおうべっき)」は、その中の作品。 この作品は、1993年に公開された映画。 「北京バイオリン」の監督でもある、チェン・カイコーを世に知らしめた映画として有名。 1925年の中国の北方都市。 娼婦の私生児である小豆子は、半ば捨てられるように京劇俳優養成所に預けられる。 娼婦の子といじめられる小豆子を、ことあるごとに助けてくれたのは、先輩の石頭。 やがて小豆子は、石頭に同性愛的な思慕を抱くようになる。 成長した2人は、それぞれ蝶衣(小豆子)と小樓(石頭)という芸名を名乗り、『覇王別姫』で共演しトップスターになる。 :::::::::::::::: ◆「覇王別姫はおうべっき)」というのは、京劇の芝居のひとつ。 英雄・項羽(こう・う)とその妃・虞美人(ぐびじん)との悲劇。 ◆娼婦の私生児、小豆子を演じる子役(幼児)のかわいいこと。 娼婦の母親に連れられて、口元を覆っているが、その目の美しさ。 そして、ハラリと覆いをとった口元の美しさは、はっと息をのむほど。 少年時代の小豆子も、眉目秀麗といった美しさ。 ◆1925年から始まる物語は1977年まで続く。 日中戦争や1966年に始まる文化大革命などの中国の歴史をも描いている。 特に文化大革命では、歴史的なものがなくなっていったのだろうと思う。 文化人には狂気の時代だったのだろう。 幼い頃から演ずることに全てを捧げた二人の男の波乱に満ちた生涯を、京劇『覇王別姫』を軸に描いたチェン・カイコー監督作品は 中国初のカンヌ映画祭最高賞パルムドール賞に輝き、レスリーが一世一代の名演を魅せた永遠の名作。 2005年6月アメリカの≪タイム≫誌が選出した「史上に残る映画作品100選」でも入選。 今なお、色あせずに、映画史に燦然と輝く名画だ。 ★☆★映画「さらば、わが愛覇王別姫(はおうべっき)メモ★☆★ ■覇王別姫(はおうべっき)芸術展■ ■月日:2007年12月20日(木)~23日(日) 9時15分~18時 ■場所:神奈川県民ホール ギャラリー 第1・2・3・4・5展示室 ■入場無料 ■主催:RED MISSION / RED MISSION JAPAN 協賛:アスミック・エース エンタテインメント株式会社 湯臣電影(香港)有限公 ★☆★日本で舞台に!★☆★ 1993年記録的大ヒットとなった映画「さらば、わが愛 覇王別姫」を日本が世界に誇る演出家蜷川幸雄の演出で音楽劇として舞台化することが決定! 程蝶衣役としてドラマや映画、ミュージカルと常に第一線で活躍する東山紀之! 段小樓役に幅広い演技力で映画・舞台で活躍する遠藤憲一。 菊仙役には国際派女優として実力をみせる木村佳乃。 詳しくはここをクリック ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★11月13日*フシ口あけ/峠/七五三のトリビア*UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.11.14 08:38:36
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