カテゴリ:雑記
うちの小さな庭は、5月が来ると、薔薇で埋まる。 うっとりするくらいに美しい。 なんにも手入れをしていないのに、毎年きれいな花を咲かせる薔薇。 そんな、薔薇にも格差がある。 一方は、日当たりのいい場所で伸び伸びと咲く花。 そして、もう一方は、門柱の陰になって日当たりの悪い場所の薔薇。 同じ薔薇なのに、一方は、花を開かせ、人に褒められる。 片方は、褒められることはおろか、目さえ届かない。 人も同じだと思う。 たとえ、産まれたときには同じ能力だとしても、 幼いうちから、いい環境で育ったものと、 食べていくだけが精一杯の家庭で育った人とでは、おのずと、違ってくる。 日本の教育の頂点に立つ東京大学に学ぶ学生の親の収入が富裕層で占められてきているという現実。 方や、貧しい家庭で育った子どもは、豊かな教育環境で育つことができずに、学歴もないまま、低賃金の仕事をするしかない。 豊かさも、貧しさも再生産される。 才能さえあれば、どんなに貧しくても、問題ないはずという意見があるが、 日当たりのいい薔薇と日当たりの悪い薔薇は、そんなことはないと言っている。 日当たりの悪い薔薇は、花開くことなく、枯れてしまうかもしれないのだ。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★5月17日*父の麦わら帽子:「わしは、歩ける」/竹の襲撃*UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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