テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:里山・歳時記
なんとなく訓読みのほうがしみじみして聞こえます。 その秋が終わって、<冬浅し>季節。 京都の鴨川には、11月になると<百合鴎(ゆりかもめ)>がはるばるユーラシア大陸から到来し、灰色の雲がかかって凍えるような景色をさらに冬らしく、白く染めます。 しかし、時たま川岸には、季節外れの花がなぜだか咲いているのを目にすることがありました。 小春日和に誘われて、つい咲いてしまったそういう花のことを、<帰り花>といいます。 「サルビア歳時記」木村衣有子 この他にも、「霜降月(しもふりづき)」、「凍菊(いてぎく)、「焼栗(やきぐり)」「冬浅し(ふゆあさし)」など、印象的な季語のある11月。 昔は、いのこという行事があった。 お茶の世界でも「炉開き」というのも11月。 しかし、印象が薄いのは、12月の前にあるから。 11月になるとどこでも、クリスマスのデコレーションに彩られる。 10月の次は12月?といわんばかりの商戦に、もうちょっと秋を感じさせてよと言いたくなる。 乙女な切り口から見た京都の本など、私は、木村衣有子さんの本が大好き。 その大好きな、木村衣有子さんの「サルビア歳時記」という本を買ったのは、数年前。 場所は、京都の乙女な本屋さん、「恵文社」。 乙女と歳時記。 これが、「サルビア歳時記」のキーワード。 ・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★11月1日*民具:筈(はず)* UP ・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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