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2011.03.11
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カテゴリ:映画
 ■刑事ジョン・ブック/目撃者:あらすじ


ペンシルベニア州の片田舎に住むアーミッシュ(厳格な規律を守る超保守的なキリスト教の一派)の少年サミュエルは、母レイチェル(K.マクギリス)とともに叔母を訪ねて旅に出る。

その道中、サミュエルは駅のトイレで殺人事件を目撃してしまう。

担当刑事ジョン・ブック(H.フォード)はサミュエルの証言から警察内部の犯行だと感づくが、その矢先、犯人の手により銃で撃たれて負傷する。

なんとか母子を村に送りかえすも、その帰りに気を失うブック。

そして倒れていたところを村人に救われ……。

 冒頭のシーンは草原を行く黒い服に黒い帽子の男たち。
黒い服に帽子をかぶった女たち。
馬車・・・。

19世紀?
いえ、これは20世紀の話。
それも80年代。
アーミッシュだ。

この映画で初めて、アーミッシュのことを知る。

アーミッシュとは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州・中西部などやカナダ・オンタリオ州などに居住するドイツ系移民(ペンシルベニア・ダッチも含まれる)の宗教集団である。
移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。
人口は20万人以上いるとされている。


交通手段は馬車(バギー)を用いる。
これはアーミッシュの唯一の交通手段である。
 電気や機械を使わないアーミッシュが納屋と建てるというシーンがある。
村人総出で、納屋を作るのだ。

日本でもかつては、屋根替えなど、村中の人たちが助け合う制度、「結(ゆい)」があったが、これは、アーミッシュの結といえるだろう。
男たちが納屋を作る横で、女たちは、皆の食事を作り、キルトを作っていた。
 監督は、監督はピーター・ウィアー。
見たいと思っていた「ピクニックatハンギング・ロック 」(1975年) の監督と今日知る。

「刑事ジョン・ブック/目撃者」は■「午前十時の映画祭(赤)」■で見た。
実は、80年代にも見たことがあるが、細かい部分は忘れていた。

最初は、存在さえも知らなかったアーミッシュのことも、知ってから見るとより面白い。

アーミッシュには「オルドゥヌンク(Ordunung)」という戒律があり、歌や化粧など、原則として快楽を感じることは全て禁止される。
規則を1つでも破った場合、アーミッシュを追放され、家族から絶縁される。

私はアーミッシュの戒律を守るのは無理(テレビを見たいから)。
でも、あの衣装には、強く憧れる。

アーミッシュの戒律
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昔◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。
★2011年3月11日*ごちそうさん歌:つくし/ため息の雛祭*
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Last updated  2011.03.12 22:19:19
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