テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
ペンシルベニア州の片田舎に住むアーミッシュ(厳格な規律を守る超保守的なキリスト教の一派)の少年サミュエルは、母レイチェル(K.マクギリス)とともに叔母を訪ねて旅に出る。 その道中、サミュエルは駅のトイレで殺人事件を目撃してしまう。 担当刑事ジョン・ブック(H.フォード)はサミュエルの証言から警察内部の犯行だと感づくが、その矢先、犯人の手により銃で撃たれて負傷する。 なんとか母子を村に送りかえすも、その帰りに気を失うブック。 そして倒れていたところを村人に救われ……。 冒頭のシーンは草原を行く黒い服に黒い帽子の男たち。 黒い服に帽子をかぶった女たち。 馬車・・・。 19世紀? いえ、これは20世紀の話。 それも80年代。 アーミッシュだ。 この映画で初めて、アーミッシュのことを知る。 移民当時の生活様式を保持し、農耕や牧畜によって自給自足生活をしていることで知られる。 人口は20万人以上いるとされている。 交通手段は馬車(バギー)を用いる。 これはアーミッシュの唯一の交通手段である。 電気や機械を使わないアーミッシュが納屋と建てるというシーンがある。 村人総出で、納屋を作るのだ。 日本でもかつては、屋根替えなど、村中の人たちが助け合う制度、「結(ゆい)」があったが、これは、アーミッシュの結といえるだろう。 男たちが納屋を作る横で、女たちは、皆の食事を作り、キルトを作っていた。 監督は、監督はピーター・ウィアー。 見たいと思っていた「ピクニックatハンギング・ロック 」(1975年) の監督と今日知る。 「刑事ジョン・ブック/目撃者」は■「午前十時の映画祭(赤)」■で見た。 実は、80年代にも見たことがあるが、細かい部分は忘れていた。 最初は、存在さえも知らなかったアーミッシュのことも、知ってから見るとより面白い。 アーミッシュには「オルドゥヌンク(Ordunung)」という戒律があり、歌や化粧など、原則として快楽を感じることは全て禁止される。 規則を1つでも破った場合、アーミッシュを追放され、家族から絶縁される。 私はアーミッシュの戒律を守るのは無理(テレビを見たいから)。 でも、あの衣装には、強く憧れる。 ■アーミッシュの戒律■ ・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。 ★2011年3月11日*ごちそうさん歌:つくし/ため息の雛祭* ・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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