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2016.05.10
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カテゴリ:映画
レヴェナント・蘇りし者■♪音が出ます

復讐の先に、何があるのか

アメリカ西部の未開拓な荒野。
狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされたばかりか、最愛の息子を殺されてしまう。
グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、約300キロにわたる過酷な旅に出る……。

熊に襲撃され、過酷な自然にさらされながらも生き延びたハンター、ヒュー・グラスの実話を、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化したサバイバル劇。
自分を取り残したハンター仲間への復讐を果たそうとする男の姿を、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督が映しだす。

はじめの方から美しい景色が広がる。
森の中を流れる水、いや、水の中に生えている木々・・・。
これは、どこで撮ったのだろうか?
こんなとこ、見てみたい。

そんな所を通って、毛皮を運ぶ30人の白人たち。
毛皮をこんなにとってということは、動物の殺戮があったのだろう。
いろんな戦いがあったのだろう。
★人間対動物の戦い。
ヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は熊に襲われ、瀕死の重傷を負う。
熊だけではなく、野生動物も生きていくために人間と闘う。

★白人とインディアン。
白人が上陸するまで、アメリカは、ネイティブ・アメリカンのものだった。
土地を敬い、自然に寄り添って暮らしてきたのに、白人は、勝手に土地を荒らし、村を焼き、命さえも奪う。
怒るのは当然だ。

★部族対部族
インディアン(あえて)には、いろんな部族がいて、なぜか闘っている。
土地が問題になっているのだったら、話し合いで解決して、その分みんなで、白人にかかっていけば、道も開けたろうに・・・。

★自然
恵みを与えてくれる自然も、時には人間を襲う。
降る積もる雪や高い山、流れの早い河、深い谷・・・。

★仲間同士。
自分勝手な人間は、仲間であろうと裏切る。
瀕死の仲間を置き去りにしたり、殺したりする。
 こんな中で生き残っていく人は、
体力、知力全てに秀でていないとだめだ。
私みたいに、■弱い人間■は生き残れない。

何が食べられるかを知り、食べられるものは、なんでも食べないとだめだ。
動物を倒して、内臓を手掴みで食べたりしているシーンをみると、身震いする。

暮らしの知恵も必要だ。
医者など、いないのだから薬草も知っていなければならない。
映画の中でネイティブアメリカンは、あっという間に、小屋を作った。

白人が来たため、絶滅してしまった動物やインディアンの暮らし、言葉・・・。
どんなことも7世代まで考えて決めなければならない。
アメリカ・インディアンの書物より賢い言葉 イロコイ族の言葉



★第88回アカデミー賞★
★主演男優賞
★監督賞
★撮影賞を受賞。

作品賞にもノミネートされた。
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Last updated  2016.05.11 15:13:49
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