テーマ:国内旅行について(2617)
カテゴリ:国内旅行
■9月27日(火)
動く島って「ひょっこりひょうたん島」か。 ■島と陸が繋がったと思ったら■今度は、動く島。 ここは日本最大の浮島で地名も「浮島」。 動く島、浮島があるということは、今回、はじめて知った。 とは、和歌山県新宮市に存在する植物群落である。 新宮藺沢浮島(いのそうきしま)植物群落として、1927年(昭和2年)4月8日に国の天然記念物に指定された。 植物群落の全体が、沼池に浮かぶ泥炭でできた島(東西85m、南北60m)の上にあることから、こう呼ばれる。 浮島を構成する泥炭とは、植物遺体の分解物および分解中間生成物である。 そうした材質のために、浮島はその名の通りに水に浮かび、1945年(昭和20年)頃までは、台風や荒天などで大風が吹いたり、島の地表で強く足踏みするなどすると、島全体が揺れ動いたという。 今日では、西側の部分が水位の変化に応じてわずかに上昇・沈降するのみで、島全体が浮遊・移動することはなくなった。 高緯度高層湿原に生育するオオミズゴケや、本来はより寒冷な土地にしか生育しないヤマドリゼンマイやミズゴケと、暖地の植物であるテツホシダが同時に見られ、1999年から2000年にかけての調査では64科・125種類の植物が確認された。 このように、寒地暖地両方の植物が混在するだけでなく、温暖な南国のそれも都市の真っ只中にある低湿地に高原性の植物まで見られるという、植物学的に極めて珍しい混成群落をなしているばかりか、島の上に天然スギを優占種とする森林が構成されている。 こうした特徴のために、天然記念物に指定された。 平成6年度から8年度にかけて沼沢池の浚渫が行われたほか、浮島の沼沢地に流入する市田川・浮島川に熊野川からの取水を導入することによる水質改善事業が国と和歌山県により行われた。 また、池を埋めたて駐車場にしていた一部分を元の池にしたという話を係りの人から聞いた。・・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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