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アンは27歳。 彼女はかつて、海軍将校のウェントワースと結婚の約束を交わした仲であったが、父ウォールター卿に「家柄が釣り合わない」と反対され、結婚を取りやめてしまう。 しかし、アンのウェントワースに対する思いは消えず、8年間独身のままであった。 思わぬところで、ウェントワースと再び出会い、アンの心は大きく乱れるのであった…。 愛を誓ったのに周りに説きふせられてしまった後悔をずっと抱き、一生許されないと思いながらも愛し続けるアンのひたむきな姿に涙がこぼれる。 2007年 イギリス作品 アンをめぐる人々が個性的で、一癖も二癖もあって、面白い。 ★登場人物★ ★アン・エリオット(ヒロイン)准男爵の次女、27歳。 品性と教養のある婦人。 8年前にウェントワースと大恋愛をしたが、周囲の反対に負けて求婚を受け入れなかった。 そのことを未だに引きずっており、誰の求愛も断っている。 かつては美人であったが、今では衰えをみせている。 ★フレデリック・ウェントワース大佐 かつて青年将校であった時代にアンと出会い、恋に落ちた。 しかしアンが周囲の反対に負けたため、そのような弱い心を持つアンを憎み去っていった。 その後、フリゲート艦の艦長となってナポレオン戦争で大戦果を挙げ、一財産を築いた。 未だにアンを許していない。 ★サー・ウォルター・エリオット(准男爵三姉妹の父親。) 誇りだけは高いが、そのために出費を抑えられず、ついに屋敷を人に貸す羽目になった。 保養地のパースへ移りそこで住む。 長女のエリザベスだけを寵愛している。 ★エリザベス・エリオット(准男爵の長女、29歳)。 美人で未だに容色は衰えていないが、良縁に恵まれてない。 准男爵位を継ぐ予定の遠縁のウィリアムとの結婚を密かに願っているがていよく断られていた。 エリオット家の出自を誇りにしている。 ★メアリー・マスグロウブ夫人(准男爵の三女。) 二人の子供の母親。実家に不満を持ちながら親しく付き合っている。 アンを頼りにしている。 これら家族以外にも、★三女の夫や★亡き母の友人、ラッセル夫人、 エリオット准男爵の後妻の座を狙う女など・・・。 「クセが強いんじゃー!!」と言いたくなる人々が出てくるのは、流石、 ジェーン・オースティン!! タイトルは「説得」ともいうらしい。 オースティン、最後の作品だそうだ。 ところで、物語の最後の方に、フレデリック・ウェントワース大佐を追いかけて町を走るアンの姿がある。 その町の美しいこと。 これって、ジョージアン・スタイルだ! ジョージアン・スタイルといえば■スコットランドは、エディンバラ新市街の西、シャーロット広場の北側に■ジョージアン様式の家がずらりと並んでいるところがある。 バースにもあるそうだ。 ジョージアンといえば、ジョージ四世は、「高慢と偏見」の大ファンで家に2冊もおいていたという。 ■DVD高慢と偏見■ ■高慢と偏見(上)■ ■高慢と偏見(下)■ ■高慢と偏見:解説とあとがき■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.12 18:46:32
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