テーマ:映画館で観た映画(8360)
カテゴリ:映画
この世界で、ぼくはひとりぼっちじゃなかった。 不慮の事故で母親を亡くした9歳の少年イカール。 彼は、母親がつけてくれた“ズッキーニ”というニックネームを大切にしている。 イカールは同じ年頃の子供が集まる孤児院に連れて行かれるが、はじめは馴染むことができない。 しかし、それぞれに複雑な事情を抱える仲間たちと過ごすうち、次第に心を開いていく。 心に深い傷を抱え、孤児院で暮らす子供たちが、明日への希望を見出していくさまを描くストップモーション・アニメ。 かわいらしいビジュアルと深遠なテーマが共存する世界観が高い評価を受け、2016年のアヌシー国際アニメーション映画祭で最優秀作品賞と観客賞の2冠に輝いたほか、第89回アカデミー賞でも長編アニメーション賞の候補となった。 ズッキーニという名前は、彼の母親がつけたあだ名。 母親にかわいがられて育ったのだと思っていたが、母親は、アルコール依存。 ズッキーニが積み木にして遊んでいた空き缶は、母親の飲んだ酒の空き缶だ。 そんな飲んだくれなのに、ズッキーニは母親を悪くいえない。 どんな親であっても、子供は、親を心底憎めないのが、悲しい。 孤児院で暮らす子供たちは、本当にいろんな理由で親と離れ離れになっている。 薬中毒、犯罪、親が強制送還された子、親にレイプされた子・・・。 子どもの数だけ、悲しみがある。 日本語の吹き替えで見たのだが、ズッキーニは9歳という設定なのに、大人の声に不満が残る。 ☆第89回アカデミー賞:長編アニメーション賞ノミネート作品。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.02.27 16:40:44
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