カテゴリ:読書
現代少女マンガの偉大なる母、萩尾望都を大特集。 松本零士、ちばてつや、永井豪、里中満智子など豪華執筆陣が勢揃い。 幻の漫画8本の完全掲載、仕事場紹介、貴重なラフスケッチも大公開! 作者、萩尾望都の確かな画力とストーリーテエリングは当時、衝撃的だった。 詩的なモノノーグや言葉遣いが読者の想像力をかきたて、そういった少女マンガ的な画方が繊細な心理描写に効果的であることを証明した。 「きみもおいでよ。 ひとりではさびしすぎる」。 エドガーが、同じ運命にアランを引きこんだ時の言葉。 生きていくうえで、自分の人生に誰かを巻き込むことはたくさんある。 このセリフひとつとっても、意味は深い。 マンガ史を塗り替えた作品の一つだ。 ■京都国際マンガミュージアム 研究員 倉持佳代子■ 朝日新聞「熱血マンガ学」20093.24 「ポーの一族」は、2016年に、40年ぶりに続編がでて、 朝日新聞の「天声人語」に載るほどの漫画だ。 少女まんが史上に燦然と輝く歴史的超名作は、40年たっても色あせず、人々を魅了しつづけている。 そんな萩尾望都の小さかった頃の話や家族の話が興味深い。 2歳くらいの頃に描いた絵を見た、お父さんが信じられず、本当にこの子が描いたのかと目の前で描かせたという。 また、幼稚園の頃だったか、そのあまりの完成度に 「親に手伝ってもらって・・・」と言われたという。 【栴檀は双葉より芳し】だ。 若い頃、「ガラスの仮面」の美内すずえや大島弓子の「ベタ」を塗ってきたという。 大島弓子には、ベタを塗ってもらったことがあるという、 ある意味、もったいないくらいに贅沢な話。 この本で本当に天才だなと思ったのは、紹介されていた「銀の三角」とう1980年前半の漫画の内容。 まだ、コンピュータなどなかった時代に iパッドのようなものに、「〇〇・・・『古代音楽』の著者は?」と聞く。 すると、iパッドのようなものが、声で答える。 次々に声で質問し、声で答える・・・って「シリか!!」 これを30年以上前やっているって、スティーブ・ジョブズもビックリだ!! 松本零士、ちばてつや、永井豪、里中満智子、山岸涼子・・・などなどビッグネームも特別寄稿している。 この本を読んだ後、「ポーの一族」を読み、これが20代前半に描いた漫画かとその完成度に感動した。 まだ読んでいない作品があるので、ぜひ読もうと思う。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018.03.14 19:19:17
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