テーマ:映画館で観た映画(8576)
カテゴリ:映画
あのプロヴァンスを忘れない 永遠の愛を教えてくれた母 僕はときめいて 少し泣いた。 20世紀が始まったばかりの南フランス、プロヴァンス。 少年マルセル(ジュリアン・シアマーカ)は、小学校教師の父ジョゼフ(フィリップ・コーベール)、病弱だが優しい母オーギュスティーヌ(ナタリー・ルーセル)に囲まれ、弟ポールと共にすくすくと育つ。 妹も生まれ、一家は叔父夫婦と共に丘陵地に別荘を借り、9歳のマルセルはそこで生涯で最も美しい日々となる素晴らしい夏休みを過ごした。 やがて夏は終わり、一家は再び都会に戻る。 しかしマルセルの頭の中は、丘の生活や親友になったリリ(ジュリ・モリナス)のことで一杯。 ようやくクリスマスが来て一家は再び別荘へ。 また、翌年の春、復活祭の休日にも訪れた。 そこでマルセルは美少女イザベル(ジュリー・ティメールマン)に会いすっかり夢中になるが、下痢気味のイザベルを見て興ざめしてしまい、彼女も村を去り、マルセルの初恋はあっけなく終わった。 都会へと再び戻った一家は、毎週丘へ通うことを決心する。 しかし大荷物で、歩いて片道4時間。 途中に3つの城があり、遠回りをするためだ。 あるとき一家は、父のかつての教え子ブジーグに会い、内緒で鍵を渡される。 これを使えば城の中を通り2時間も近道できるのだ。 マルセル・パニョルの回想録「少年時代の思い出」を見事に映画化。 郷愁あふれる珠玉のヒューマン・ドラマ! フランスの国民的作家マルセル・パニョルの回想録「少年時代の思い出」を、フランス喜劇の名匠イヴ・ロベールが詩情豊かに描いた珠玉作。 「プロヴァンス物語/マルセルの夏」の続編。 美しいプロヴァンスの景色を背景に、マルセルの初恋、友人との別れ、そして優しい母への思いを綴った感動のヒューマン・ストーリー。 ■プロヴァンス物語 マルセルの夏■の続編。 別荘へは、列車を降りてから片道4時間かかる。 運河に沿って歩けば、たった2時間で行ける。 運河の管理人が見張っているので、恐る恐る歩くマルセル一家。 運河の岸辺は、馬が牽引した小道になっている。 あいかわらず、お母さんは綺麗で優しく、別荘の生活は楽しかった。 でも、マルセルの廻りは、少しずつ変わった。 成績優秀なマルセルは、学校を代表して、試験を受けるために、毎日勉強しなけれればならなくなった。 また、別荘で知り合った少女に夢中になったため、いっとき友人のリリとは疎遠になる。 試験に合格して、どんどん大きくなり、いつかは自分の手の届かない所に行く息子を誇らしげに、そして寂し気なまなざしで見る父親。 別荘で知り合った少女は、去っていった。 それから時は流れ、5年後、母は病気でこの世を去った。 弟ポールも親友リリも若くして死んだ。 時は巡り、出会いと別れをくりかえす・・・。 いつも思い出すのは、幸せだったあの頃。 父がいた、母がいた、家族と友がいた。 忘れ得ぬ、人生で最も美しい日々・・・。 ここでは幸せが泉のようにあふれていた。 ウィリアム・モリスの壁紙の部屋があった。 ■ウィリアム・モリスの新婚の家:レッドハウス■ 今回も弟がいい感じだ。 ◎製作年:1990年 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|
|