テーマ:映画館で観た映画(8540)
カテゴリ:映画
広島県呉市。泣きながら撮った1200日の記録。 広島県呉市で生まれ育った「私」(信友直子)は、ドキュメンタリー制作に携わるテレビディレクター。 18歳で大学進学のために上京して以来、40年近く東京暮らしを続けている。 一人っ子の娘が、故郷を離れ結婚もせず好きな仕事に没頭している姿を、両親は文句も言わずに遠くから見守っていた。 だが45歳の時に「私」は乳がんを発症、母は上京して不安な「私」に寄り添いながら看病を続ける。 めそめそしてばかりの娘を、母がユーモアたっぷりの愛情で支える姿は、セルフドキュメンタリー『おっぱいと東京タワー~私の乳がん日記』として放送され、大きな反響を呼ぶ。 その頃から「私」は、故郷の両親との思い出作りのために“家族の記録”を撮り始めるが、2013年頃から、撮ったテープの中に少しずつ母のほころびが見え出してくる。 2014年、母はアルツハイマー型認知症と診断され、90歳を超え耳の遠い父が80代後半の母の介護をするようになる。 「私」は実家に帰ることも考えるが、 「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい」という父の言葉に思い留まる。 そして「私」は、この両親の記録を撮ることが自分の使命だと思い始める……。 アルツハイマーは、誰でもかかる可能性のある病気。 アルツハイマー以外にも、病気になると、病気にならなくても、年をとると体が動きにくくなったりする。 だから、私は、その時のために心がけていることがある。 映画を見ながら、年をとるのは絶対誰も通る道なんだから、もっと準備しておけばいいのにと思いながら見ていた。 ★■老前整理■だ!! 夫婦の住む部屋には段ボールがいっぱい!! 夫の趣味の切り抜きのスクラップブックや本が平積み。 これはダメ!!! 介護に行った人が困るのは、狭い部屋というか、モノがいっぱいの部屋だそうだ。 アルツハイマーになってしまった妻と、95歳の夫では、もう片付けは無理。 だから、老いる前の整理、老前整理なのだ。 ★補聴器。 夫は、耳が遠い。 これは、加齢では、誰でもなることで、仕方がない。 でも、補聴器をしなきゃ!! 子どもも、親になんで言わないのか・・・。 ★手すり。 85際以上の二人が住む家なのに、なぜか手すりが無かった。 私は、10年ほど前に、玄関、洗面所、トイレに手すりをつけた。 背骨を骨折して、以来、気をつけるようにしたのだ。 当時は、賛成ではなかった夫も、いつの間には、なくてはならなくなっているようだ。 絶対に、つけて!! ★洗濯機。 妻が洗濯が出来なくなっていた。 ボタンを押すだけなのにと思っていたが、妻はこだわりがあって、手ですすぐ。それも3回。 それは、できないよ。 私は、全自動を使っている。 めまいがひどかった時は、乾燥機付きの洗濯機にしないといけないなと思った。 今、めまいがないので、天日干しにしているが・・・。 ★ベッド。 布団の上げ下ろしが大変そうだ。 是非、ベッドに・・・。 介護するようになっても、ベッドの方が便利。 普通のベッドでもいいが、介護用のベッドは借りることが出来るので、便利。 ★買い物。 何も持たなくても、歩くだけでも大変な90代の夫は、買い物の袋が重そう。 ジャガイモ、玉ねぎ、リンゴ、ミカン、トイレット・ペーパーなど重いものやかさばるもの、日持ちのするものは、 生協など宅配してくれるところに頼むべし。 弁当などは、散歩がてら、運動がてらに行ってもいいけれど、あまり無理はしない。 また、老人用の手押し車を使うといい。 それぞれの心の動きは決して老いていない。 ぼけてなお、母はずっと母であり、弱ってなお、父はずっと夫なのである。 阿川佐和子(作家・エッセイスト) 家族の思いやる心に打たれた。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|
|