テーマ:映画館で観た映画(8540)
カテゴリ:映画
ニュー・ヨークのファッション雑誌クォリティ・マガジンは新しいモデルを探し出してミス・クォリティと名づけ、パリの世界的デザイナー、ポール・デュヴァル(ロバート・フレミング)に衣裳を作らせてファッション・ショーを開き、その写真を独占して大いに雑誌を売ろうと計画した。 ミス・クォリティのモデルを探す役は、有名なファッション・カメラマンのディック・エヴリー(フレッド・アステア)。 苦労の末、ジョー・ストックトン(オードリー・ヘップバーン)という娘を見出した。 彼女はある古本屋の店番で、パリのフロストル教授が主宰する「共感主義」の哲学を信奉するインテリ娘だった。 ジョーはもちろん、ファッション・モデルなどに興味はなかったが、パリに行けば崇拝するフロストル教授に会えるので、ミス・クォリティになるのを承諾した。 クォリティ誌の主筆マギー・プレスコット女史(ケイ・トムスン)とエヴリー・ジョーの一行がパリにつくと、ジョーは早速、画家や詩人や共感主義者が集まる裏街のカフェーに行った。 翌日、デュヴァルのサロンでは、見ちがえるほど美しくなったジョーの姿があった。 セットも衣装も豪華なミュージカル。 この映画、オードリーの可愛さ、美しさが出ていて大好き。 モデル役だから、素敵な洋服を着こなして、歌うし踊るし、おまけにパリが舞台で、嬉しい。 1957年公開の映画だから、パリが今よりもパリらしい。 当時は、アメリカからパリに行くというのは大変なこと。 だから 「パリだ!パリだ!」と大騒ぎ。 「共感主義」のフロストル教授はジャン=ポール・サルトルがモデルという。 ■サルトルとヴォーヴォワール■ *実存主義*を世に広め、1960年代には世界中の若者に大きな影響を与え、一世を風靡した作家であり哲学界のスーパースター、サルトル。 ファッション雑誌編集長マギーはダイアナ・ヴリーランドをモデルにしているといわれている。 ■ダイアナ・ヴァリーランド 伝説のファッショニスタ■ オードリーオードリー作品は、どれも素晴らしいけれども、相手役がなぜか年上すぎる。 ■年の差■ 「ローマの休日」 グレゴリー・ペック37歳 (13歳差) 「麗しのサブリナ」 ハンフリー・ボガート55歳 (30歳差) 「昼下がりの情事」 ゲーリー・クーパー56歳 (28歳差) 「ファニーフェイス(パリの恋人)」 フレッド・アステア58歳 (30歳差) 「シャレード」 ケーリー・グラント49歳 (15歳差) 「パリで一緒に」 ウィリアム・ホールデン46歳 (11歳差) 「マイフェアレディ」 レックス・ハリソン56歳 (21歳差) 女の子は、若ければ若いほどいい。 でも、男は、年をとってもいい。 男も若いのがいいに決まっているのに、男目線の 映画社会の思い込みがそうさせているのか・・・。 ■午前十時の映画祭9 2018■ ■原題■Funny Face ■製作年■1957年 ■製作国■アメリカ ■上映時間■103分 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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