カテゴリ:読書
相変わらず色恋沙汰に熱心な源氏の君は、うっかりいろんなタイプの女性と関係を持ってしまいます。 赤い鼻のせいで引っ込み思案な末摘花、60歳にして恋が大好きという源の典侍……出会ってしまったからには、面倒を見る律儀さと甲斐性を持ち合わせているのです。 正妻となった葵の上はプライドが高くて頑固な女性。 結婚当初から2人の心はすれ違ったままでしたが、しびれを切らした源氏の君がちょっと強引に迫り、妊娠します。 するとその報せを聞いた六条御息所が、またもや自分でも制御できないほどの嫉妬にもだえ苦しむのです。 さらに、源氏の君が禁断の関係を持ってしまった藤壺もご懐妊。 父親は桐壺帝ではなく源氏の君なのですが、これは隠しとおすしかありません。 藤壺は難産の果てになんとか皇子を産み、中宮に昇格しました。 ■メモ■ ●■末摘花■ 巻名は光源氏の歌「なつかしき色ともなしに何にこのすえつむ花を袖にふれけむ」による。 「末摘花」とは、源氏がこの女性につけたあだ名で、彼女の「鼻が紅い」こととベニバナの「花が紅い」ことをかけたものである。 ●通婚 光源氏は葵上と結婚するも通い婚だった。 ■大和和紀■は1948年、昭和23年生まれ、団塊の世代。 そして同じ世代に■花の24年組■と呼ばれる人気漫画家たちがいる。 ●花の24年組● 青池保子(昭和23年生)、萩尾望都(昭和24年生)、竹宮惠子(昭和25年生)、大島弓子(昭和22年生)、木原敏江(昭和23年生)、山岸凉子(昭和22年生)、樹村みのり(昭和24年生)、ささやななえこ(昭和25年生)、山田ミネコ(昭和24年生) 大和和紀が入っていないのはなぜだろう? 源氏の君が禁断の関係を持ってしまった藤壺も懐妊。 父親は桐壺帝ではなく源氏の君なのですが、これは隠しとおすしかありません。 源氏、桐壷が帝に会うシーンがあるが、隠し通し苦しさが出ている。 玉の緒よ 絶えなば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする 式子内親王(89番) 『新古今集』恋一・1034 ■□■ 現代語訳 ■□■ 我が命よ、絶えてしまうのなら絶えてしまえ。 このまま生き長らえていると、堪え忍ぶ心が弱ってしまうと困るから。 ■あさきゆめみし1■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.02.18 18:00:31
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