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カテゴリ:映画
真実は台風だけが知っている!? 銀行強盗を企て、2000万円もの大金と共に消息を絶った鈴木一鉄と妻・光子。 事件から10年後、そんな両親の体裁上の葬儀を行うため、鈴木家長男の小鉄は妻の美代子、娘のユズキを連れて実家を訪れる。 形だけの葬儀も終盤になるころ、現れたのは見覚えのないチャラチャラした若者だった。 草なぎ剛が主演を務め、台風のように目まぐるしいある家族の1日の騒動をブラックユーモアたっぷりに描いたヒューマンドラマ。 10年ぶりに集まった兄弟たちが、銀行強盗をしたまま行方をくらました両親の仮想葬儀を発端に、遺産相続争いを繰り広げる。 この映画、次男役の俳優が警察沙汰になって、タイトルどうり、まさに「台風」の中の嵐の船出となった。 ■HP■には、次男の姿もないし、紹介もなし。 最初から最後まで出ずっぱりなので、撮り直しもできないし、本当に関係者が気の毒だ。 まあ、公開出来てよかった。 リストラ、認知症、チャラいだめ男、ユーチューバー志望のフリーター、振り込め詐欺など 監督が12年の構想で撮ったというが、現代の問題が詰まっている。 親が強盗をして、リストラになった者、結婚が破談になった者・・・タイトルの「台風家族」は、嵐の中の家族ということか。 いや、もう一つ意味があるのではないだろうか? それは、台風の時に家族は結束して難儀に立ち向かう・・・。 こうであってほしいと思った。 ■●印、七詩さんもblogに書いておられたが■この映画、突っ込みどころが満載!! ●役者の夢をあきらめて裕福ではなかったはずの父親がなぜ娘にピアノを習わせていたのか。 娘のウィーン留学の設定は家族の生活からするとありえない。 ●すでに老人となった父親が振込詐欺をきっかけに銀行強盗をするのは無理がありすぎ。 せいぜい勤務先の金の使いこみくらいの方が現実感がある。 ●台風の場面を描きたかったのだろうけど、台風の中をなぜ昔の想い出のあるキャンプ場に行こうとしたのかも不明である。 ●振り込め詐欺に関与した女性の行動が不可解である。 私の追加。 亡くなった親の白骨が、どこまでも嵐の中を流れて、海にまでいくのは、ありえねー!! 終って、年配の女性が、「三男、『凪のお暇』に出てたな・・・」と会話してた。 テレビドラマ■『凪のお暇』、■私もはまってた。 中村倫也(なかむらともや)、「凪のお暇」で初めて知ったけど、めっちゃいい。 そのよさが、「台風家族」では、出ていなかったのが残念。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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