テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
どんなときも、道はひとつきり。 享和二年の大坂。 暮らし向きは違えども8歳の澪と野江は、まるで姉妹のように仲のいい幼なじみだった。 しかし、そんな二人が暮らす大坂を大洪水が襲い、澪と野江は生き別れてしまう。 それから10年が経過し、江戸の神田にある蕎麦処「つる家」で女料理人になった澪と、吉原にある遊郭で花魁となった野江。 澪が苦心して生みだした料理が、別々の人生を歩む二人を再び引き寄せていく。 「みをつくし料理帖」は大好きで、10冊ある本を■2度読んだ。■ 見どころは、たくさんあるけれど、江戸時代の上方と江戸の食の違いが面白い。 ■握り飯ひとつとっても、江戸は三角か真ん丸。 上方は俵型で握り飯に黒ゴマをちょんちょんとつける。 映画の中では、澪が俵型のおにぎりを作り、黒ゴマをちょんちょんとつけたものとおぼろ昆布を巻いたものを作っていた。 おぼろ昆布も上方でのみ食されていたようだ。 ■出汁■ 江戸はカツオ、上方は、昆布 ■ところてん■ 江戸は酢醤油、上方は黒蜜。 江戸は一本箸で食べ、上方は2本。 ■江戸にないもの■ *おぼろ昆布*粕汁*茶碗蒸し。 「みをつくし料理帖」を書いた高田郁(たかだかおる)は、ヒットメーカー。 「みをつくし料理帖」は、2度テレビドラマになっている。 最初は北川景子、2度目は黒木華。 ■銀二貫■舞台は商人の町・大坂天満。 これもテレビ化されている。 天満は乾物問屋が多く、「銀二貫」の舞台も寒天を商う店だ。 ■あきない世傳金と銀■も発売が発売が待ち遠しい。 ★主人公「澪」の名前は、今も大阪市のシンボルとなっている「みをつくし」から。 澪標(みをつくし)と書く。 「水脈(みを)つ串(くし)」の意。 「つ」は「の」の意の古い格助詞。 つまり「水脈(みを)の串」という意味。 ★澪の幼馴染、野江の名前は、大阪地下鉄「野江内代(のえうちんだい)」からとったそうだ。 ★反町隆史や松山ケンイチら主役クラスがちょい役で出演するという贅沢な映画だ。 ★映画の中に、幼い澪と野江が天神橋で遊ぶシーンがあったが、小さな橋に見えた。 天神橋は、大川に架かる橋のため長く、 多くの船が行き来していたため、高さも高い。 「♪天神橋長いな、落ちたらこわいな」と童歌に歌われたくらいだ。 ■天神橋:大川■ ★「鶴家」のそばには、川があり、橋が架かっている。 橋の欄干には、擬宝珠(ぎぼし)がついていた。(と思う。) 江戸市中で擬宝珠を持っていた橋は、日本橋 (東京都中央区)と京橋 (東京都中央区)、新橋 (東京都港区)のみである。 ■ウィキペディアより。■ 私の見間違いだろうか? にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2020.10.21 00:21:56
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