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カテゴリ:国内旅行
■2021.4/7(水) ■鵜戸神宮■の後、日南市・油津(あぶらつ)へ。 ■宮崎県日南市油津(あぶらつ)■ 宮崎県日南市は50年以上にわたってプロ野球の広島東洋カープが春と秋のキャンプ地として選んでいます。 練習に使用するのが天福(てんぷく)球場で最寄の駅がJR油津(あぶらつ)駅。 その駅がなんとカープ一色になっています。 広島県人にも負けない日南市民のカープ愛がJR九州に駅舎を塗り替えさせたのです。 ●油津の繁栄を物語る建物が国登録有形文化財の「油津赤レンガ館」です。 大正時代から昭和初期にかけて飫肥(おび)杉とマグロ景気で賑わった油津の象徴で、 飫肥(おび)杉を取り扱う木材商が大正11年(1922年)に倉庫として使うためになんと22万個もの煉瓦を使用して建てたものです。 ▲油津駅前の「マグロ」と▼橋に描かれたマグロ。 ▲「マグロ通り」という名前の通りもある。 ●赤レンガ館のすぐ近く、油津港に通じる国道220号線に面して建つのが 「杉村金物本店」です。 昭和7年(1932年)に杉村金物商店が建てた木造3階建の店舗兼用住宅で、1階が店舗、2・3階が住居となっています。 この建物で目を引くのが銅板張りの外壁。 現代建築ではあまり見ることがない意匠で迫力ある雰囲気を漂わせるおススメの見学スポットです。 ●「杉村金物本店」から数分歩くと「堀川運河」にたどり着きます。 江戸時代、飫肥(おび)藩が飫肥(おび)杉の運搬を効率的に行うために造った運河で、平成16年(2004年)2月に運河関連では全国初の登録文化財に登録されました。 運河は、延長1450メートル、川幅22~36メートルそして水深6メートルと大きな規模で、自然の川のようにも感じます。 重機のない江戸時代にこれだけの運河を造ったということに当時の人々の苦労がしのばれます。 運河で材木を筏にして運んでいたので、▼筏通りという名前の通りがある。 油津では昭和 63 年 (1988) に堀川運河を考える会が発足し、埋立が決定していた運河の保存を求めて堀川運河まつりが開始された。 その後、堀川運河保存の機運が高まり、平成5年 (1993) には、堀川運河が運輸省の「歴史的港湾環境創造事業」の指定を受け、埋立から一転して整備されることになった。 ●堀川運河には通称「乙姫橋」と呼ばれる石造りの堀川橋がかかっています。 飫肥(おび)の石工 石井文吉の手によって明治32年(1899年)に着工、明治36年(1903年)に完成したアーチ状の石橋で平成11年(1999年)に有形文化財に登録されました。 ●ここは映画寅さんシリーズ■第45作「寅次郎の青春」■でロケ地にもなった油津の人気スポットのひとつです。 橋のたもとにある堀川資料館の二階は映画の写真や出演者のサイン、ポスター等が展示されています。 そして堀川橋が良く見えるおススメの場所です。 宮崎県日南市。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2021.05.12 00:02:15
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