テーマ:映画館で観た映画(8573)
カテゴリ:映画
国のために、民衆のために・・・ 朝鮮第4代国王・世宗の時代。 朝鮮には自国語を書き表す文字が存在せず、上流階級層だけが特権として中国の漢字を学び使用していた。 その状況をもどかしく思う世宗(ソン・ガンホ)は、庶民でも容易に学べて書くことができる朝鮮独自の文字を作ることを決意。 低い身分ながら何カ国もの言語に詳しい和尚シンミ(パク・ヘイル)とその弟子たちを呼び寄せ、協力を仰ぐ。 だが王を取り巻く臣下たちは、国の最高位である王が最下層の僧侶と手を取り合い、庶民に文字を与えようとしている前代未聞の事態に激しく反発。 そんな逆境のなか、葛藤を抱えながらも世宗大王とシンミは民へ贈る新たな文字作りに挑んでゆく……。 「パラサイト 半地下の家族」のソン・ガンホが、朝鮮第4代国王・世宗に扮した歴史劇。 主人公の王は、映画■世宗(せじょん)大王 星を追う者たち■で水時計や天体観測機を発明をするように命じた王だ。 ハングル文字は、いつの時代につくられたのだろうと調べた。 1443年に李氏朝鮮第4代国王の世宗大王が、訓民正音(朝: 훈민정음、略称: 正音)の名で公布したとされている。 意味は「偉大なる(ハン)・文字(グル)」であるが、「ハン」を「大韓帝国」の「韓(ハン)」とする説もある。 当時はハングルという呼び名はなく「諺文(オンモン)」(卑しい文字の意味)と呼ばれていた。 ハングルと呼ぶようになったのは20世紀に入ってからである。 では、日本の平仮名や片仮名は、いつから使われ江いたのか? 平仮名のもとになったのは、奈良時代を中心に使われていた万葉仮名(まんようがな)である。 平安京に都が遷されて以降、借字として使用されていた漢字の草体化が進み、ついにもととなる漢字の草書体から独立したものが平仮名となり、文章を記す書記体系として確立した。 ■片仮名■ ●漢字の一部を使いその文字の代わりとして用いることは7世紀中頃から見られるが、片仮名の起源は9世紀初めの奈良の古宗派の学僧たちの間で漢文を和読するために、訓点として借字(万葉仮名)の一部の字画を省略し付記したものに始まると考えられている。 日本では、平仮名、片仮名が古くからあったので、簡単に字を覚えることが出来た。 反対に、「王の願い」の時代の韓国の人々は、漢字しかなかったので読めない人が多かった。 ●「王の願い」の中には、仏教徒儒教との対立が描かれていた。 王妃は、親の弔いを仏教でするが、それが儒教者には、気に入らない。 ●日本人の僧侶たちが韓国にやってくる。 韓国の僧侶と日本の僧侶は、「サンスクリット語」で会話していた!! 今でも僧は、サンスクリット語が必須なのだろうか? ■サンスクリット■ ●王が 「長い事、王として生きてきたが、成果はたったひとつ、ハングル文字を作ったことだ」という。 低い身分ながら何カ国もの言語に詳しい和尚シンミは、その言葉を聞いて言う。 「桃の種は一つだということは、皆が知っている。 しかし、その桃の種からいくつの桃の実が出来るのかを知る人はいない。」 沖縄・武富島で見た■カイダ文字(與邦国の古代文字)の手拭■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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