無菌病棟より愛をこめて 加納朋子
5年生存率は3分の一。急性白血病の宣告を受け、仕事も家族の世話も放棄しての緊急入院。抗癌剤治療、転院、そして骨髄移植へ。無菌病棟より愛をこめて2012年3月発行 文藝春秋 317p【内容情報】(「BOOK」データベースより)2010年6月、私は急性白血病だと告知された。愛してくれる人たちがいるから、なるべく死なないように頑張ろう。たくさんの愛と勇気、あたたかな涙と笑いに満ちた壮絶な闘病記。【目次】(「BOOK」データベースより)それより前の日々/突如として重病人?の日々/中休み/ドナー日記/無菌病棟より愛をこめての日々/それよりあとの日々感想 新刊案内でこの本の出版を知ったとき 「加納さんが白血病になられたの?!」と 驚愕したこの1冊。 2010年6月から2011年2月までと後記。 おどけた調子で治療の様子が書かれているけれど、 それはとても厳しい内容でした。 今は退院なされているとのこと。 本当にうれしいです。 実の弟さんから骨髄移植を受けられた加納さん。 骨髄移植がこれほど大変な治療法だとは 知りませんでした。 入院中、少しでも家に戻れたら家を片づけたり、 体調が悪いのに体操をしたりする 加納さんにはらはら。 でも前向きに病気と向き合う姿に頭が下がりました。 そして、ご主人の優しさと頼りがいのある様、 加納さんがご主人を気遣う様が素晴らしいです。 その他ご家族・友人・病院関係者の優しい心も 伝わってきました。 それを受け取った加納さんが読者にまで 届けて下さったのだと思います。 本当に書いて下さって有難う、の1冊でした。