偉大なる、しゅららぼん 万城目学
★★★★万城目学の最新作にして、大傑作!!!偉大なる、しゅららぼん2011年4月発行 集英社 548p【内容情報】(楽天ブックスより)琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった! 感想 ★★★★ わっはっは! 理屈抜きで楽しめた荒唐無稽な 万城目ワールドでした。 湖の民であり それぞれ不可思議な力を持ち お互いがライバル関係にある 日出家と棗家の若者3人(高1生)が なぜか 他者からの攻撃を受けるようになり 一致団結して それに立ち向かうお話。 なんだか くそ真面目な顔をして こんなはちゃめちゃなお話を書かれても・・・と そのギャップがたまりません。 (ほめてます) 登場人物が みんな個性的で しっかり自分の働くべきところをわかっていて どんどん物語にひきこまれていきました。 あれやこれやの謎が明らかになったときの 爽快感と脱力感のバランスもお見事。 いやいや、本当に面白いお話でした。 京都→奈良→大阪→滋賀 ときた 万城目作品の舞台。 次は どこでしょうね。楽しみです。